- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県みやき町
- 広報紙名 : 広報みやき 2025年8月号
■公約ってなあに?
~夢を語って突き進む大切さ(1)~
みやき町長 岡 毅
みやき町議会6月定例会は、私が町長として二期目に入って初めての定例会でした。累計17回目の定例会となりました。早いものですね。改めて、みやき町のために働ける喜びと感謝を噛みしめています。さて、6月定例会では複数の議員が私の選挙公約について、一般質問されました。今月と来月は、この「公約」というものをシリーズで説明します。
「公約」とは、政治家などが選挙で有権者に対して「当選したら、これをやりたい」などと政策の検討や実現を約束することであると解説されています。この意味から「公約」は、民主的な選挙で有権者が候補者を選ぶ過程において非常に重要なものだと考えます。だからこそ「公約」は慎重に熟慮し、住民に示されるべきです。単に当選目的の注目を集めるだけの「公約」が、実は全く実現不可能なものであると後から住民が知ることになれば、その町全体にとって、とても不幸なことです。
一方で、「公約」によって住民に夢を持ってもらうことも非常に大事なことだと考えます。住民の皆さんに「この町をこんな風にしようよ」や「この地域課題はこの方法で解決するんじゃないか」というイメージをしてもらうことが重要です。そのイメージにより、未来志向の機運を醸成することは、町を活性化させるという意味で大変意義のあることです。それに、選挙を控えた時期に「公約」として掲げると、平常時の数倍の浸透効果があります。だからこそ、夢を語る絶好の機会だと思うのです。
このように「公約」には、無責任な公約は掲げるべきではないというブレーキの要素と、夢を語って住民に未来志向になってもらうべきというアクセルの要素と相反する特徴があるのです。
私が「公約」を考える時に一番気を遣っているのが、この2要素のバランスです。どちらか一方に偏ってしまうと「公約」としては物足らないものとなりますのでキチンと論理立てて「公約」を考え主張していくように努めています。
●次号は、直近の選挙における私の「公約」について説明します。ご期待ください!