- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県島原市
- 広報紙名 : 広報しまばら 令和7年4月号
《商工観光部門》
○中小企業の経営安定
商工団体による経営指導などに対する支援をはじめ、島原市中小企業振興資金や中小企業振興利子補給等制度などの施策に取り組みます。
○商店街を含む中心市街地の活性化
しまばら出店応援ナビによるマッチング支援や空き店舗への出店を支援する商店街活性化事業を実施し、持続可能な商店街づくりを推進します。市内県立高校5校と共に、はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト事業を実施し、各高校の魅力の向上や地域活性化の促進を図ります。また、市内の県立高校において、本市独自の学科などの設置を目指し、即戦力として社会で活躍できる環境づくりに努めます。
○雇用・労働対策
厚生労働省長崎労働局との連携を更に密にし、就労支援や雇用の安定を図ります。また、県や島原公共職業安定所などの関係機関と連携し、市内事業所に就職する高校や大学などの新規学卒者やUIターン者を支援する雇用拡大支援事業を実施します。
○企業誘致
本市への企業誘致を実現するため、工業用水に適した優良な湧水などの島原特有の資源をアピールしながら、様々な方向から誘致に取り組みます。企業立地促進・雇用創出事業奨励金を活用し、産業の振興と雇用の創出を図ります。
また、本市へのサテライトオフィスの誘致やワーケーション活用事業に取り組むことで、誘致企業と地元企業との交流による産業の活性化や、移住・定住および二地域居住などによる関係人口の拡大を図ります。
○島原市産品振興による地域活性化
水産物や地場産品や特産品に高付加価値を加えるためのブラッシュアップを行い、生産者や製造業者といった異業種間の協力体制を整え、併せて出口戦略(売り先)にも取り組み、都市圏への販路拡大を図ります。
○ふるさと納税
今後は、寄付金30億円の受入れを目標として、地場企業の生産性の向上や事業拡大、魅力ある地場産品の創出につながる新規企業の誘致を行い、本市の更なる魅力アップにつながる返礼品の開発に取り組みます。
○交流人口拡大
SNSなどを活用しながら旬の情報を広く効果的に発信するとともに、城下町の歴史や和の文化を体験できる地域特有の観光資源を磨き上げることで、付加価値を向上させインバウンドや富裕層の取り込みにも努めます。
《建設部門》
○自転車歩行者専用道路の整備
島原鉄道廃線跡地を活用した自転車歩行者専用道路の整備については、令和8年度完成を目指して事業を進めるとともに、完成後の交流人口の増加を見据えてナショナルサイクルルートの認定に向けた取り組みを進めます。
○島原道路
高規格道路「島原道路」は、出平有明バイパスから有明瑞穂バイパスにかけて目に見える形で工事も進んでおり、引き続き早期完成に向けて全線の整備促進を国や県へ強く要望します。
○島原城周辺の無電柱化整備事業
電線の地中化と歩行者に優しい安全で快適な歩行空間の創出のための歩道整備を引き続き実施します。
○都市計画道路
都市計画道路の整備については、工事も順調に進捗しており、今後も引き続き都市計画道路全線の早期完成に向けた取り組みを進めます。
○都市計画の見直し
平成8年以降、大幅な見直しは行われておらず、人口減少社会など、社会情勢の変化や現在の土地利用の実情などを踏まえて、今後も持続可能な都市経営のため、機能的でコンパクトなまちを目指し、将来を見据えた全体的な見直しを検討します。
○生活排水対策
本市独自の浄化槽設置費に対する上乗せ補助や宅内配管工事への7割補助の時限措置期間を令和7年度まで延長し、汚水処理人口普及率の向上に努めます。