- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県五島市
- 広報紙名 : 広報ごとう 2025年5月号
■お金の管理が難しい…。そんな時利用できる制度って?
当コラムでは、市の窓口で受けた相談事例を紹介し、抱えている課題に適した支援機関や制度を案内していきます。なお、紹介する相談事例は個人を特定できないよう、個人情報や相談内容の一部を変更しております。
▽相談内容
50代のAさんは80代の親Bさんと暮らしています。ある日、県外に住むAさんの兄弟Cさんからこの二人について相談がありました。
Aさんは療育手帳を持っており、収入はAさんの障害年金とBさんの老齢年金です。二人とも金銭管理が苦手で、年金が入るとすぐに使ってしまい、次の年金支給日までお金が足りなくなることが多々あります。また、Aさんは不安感が強く、Cさんやかかりつけの病院、市役所などに毎日頻繁に電話をかけています。
▽対応
まず、自力での金銭管理が難しいということなので、社会福祉協議会が窓口となっている「※日常生活自立支援制度」を紹介しました。しかし、AさんもBさんも通帳を他人に預けたくないとの理由で制度の利用を拒んだため、Cさんと他の方法について協議しています。Aさんの不安感に対しては、主治医への相談や訪問看護の利用、当市国保健康政策課の保健師や社会福祉課の精神保健福祉士による訪問など、多機関多職種で対応していくことになりました。
※福祉サービスの利用や公共料金等の支払い、生活費等を計画的に使うことに不安のある方が、地域で安心して暮らすために、本人との契約に基づき支援する制度。
問合せ:福祉の相談窓口(社会福祉課内)
直通【電話】76-3222