くらし 社会を明るくする運動 つながり 活動報告 vol.6

犯罪や非行のない地域を目指し、一人一人が考え、参加するきっかけをつくることを目的に活動しています。

■今年度の主な取り組み
▽啓発運動
7月6日、5年ぶりに啓発活動を実施しました。保護司会をはじめ、民生委員や市内の高校生なども参加して、市内6カ所で啓発グッズの配布や啓発車での巡回を行い、運動への理解と協力をお願いしました。

▽集会
7月13日に青少年育成市民会議と共催で、社会を明るくする運動菊池市集会を文化会館で開催。菊池農業高校太鼓部の力強い演奏がオープニングを飾りました。
記念講演では、熊本保護観察所長の冨田義博(とみたよしひろ)さんが「更生保護のしくみと支える人々(地域の力)」と題して講演。参加者からは、「保護司や更生保護の仕組みについて理解し、自分や地域を見つめ直す良い機会となった」といった感想が多数寄せられました。
菊池高校生が司会進行とステージ運営、菊池女子高校生が手話通訳を担当。菊池農業高校からはステージを彩る花鉢を提供してもらい、若い世代も参加した素晴らしい集会となりました。

▽作文募集
市民へ運動の理解と認識を広げることを目的として、市内の小中高生を対象に、犯罪や非行のない地域社会づくりや更生について考えたことをテーマに作文を募集しました。
30作品の応募があり、最優秀賞3作品を決定しました。

広報きくちの令和6年9月号~11月号で紹介しています。
※詳細は本紙をご参照ください。

▽のぼり旗等の設置
各区のご協力で7月の強調月間中に設置しました。市役所や市内中学校では、懸垂幕や横断幕を設置して、啓発活動に取り組みました。

▽協力金
協力金は令和6年11月末時点で85万6300円となり、各種事業に使わせていただきました。

■保護司の学校訪問
保護司は、罪を償い立ち直ろうとする人たちを支援するだけでなく、誰もが安心して暮らせる地域づくりにも取り組んでいます。
その中で、子どもたちの成長を支える学校は大切な連携先です。菊池の保護司会では夏休み前後に市内5つの中学校を訪問して、保護司会の活動や社会を明るくする運動の目的を伝え、協力をお願いしました。
先生からは学校の現状について、目標や課題も含めて熱心に説明してもらいました。話を聞いて「浦島太郎になったごたる」と感想が出るほど、現在は教育内容も方法も大きく変化していると知り、驚きました。
社会が学校に与える影響は深刻ですが、厳しい状況の中で生徒の心身を健康に育てようと尽力される先生たちに深い敬意と感謝の念をいだきました。中学生が多様な活動を経験できるよう、地域の皆さんと協力関係を築いていることに希望を感じました。
授業参観では、チョークで板書される先生とノートをとる生徒たちの姿を見ることができ、「そこは昔と変わらない」と浦島太郎の私たちはホッとしました。

■更生保護活動表彰
※詳細は本紙をご参照ください。

問い合わせ先:社会を明るくする運動 菊池市推進委員会
【電話】0968-25-7232(生涯学習課内)
〔協力〕菊池地区保護司会菊池分会広報部