くらし こんにちは地域包括支援センターです

■3月3日は耳の日聞こえづらい?と感じたら、放置しないでください!
耳の日(毎年3月3日)は、「ミミ」という語呂合わせや「3」が耳の形に似ていること、ろう教育者の誕生日にちなんで日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の提案により制定されました。
近年、多くの研究成果から難聴が認知症やうつ病の発生に深く関係していることが明らかとなり、高い生活の質を保つためには聞こえが重要であることが注目されています。
難聴の原因にはウイルスや細菌の感染による炎症や神経や脳の障害などがありますが、加齢もその1つです。加齢以外に特別な原因がないものを「加齢性難聴」と呼び、音を感じる部位が障害される難聴です。主な原因は、加齢によって音を感知したり、増幅したりする役割がある耳の細胞がダメージを受け、その数が減少したり、細胞の中の聴毛が抜け落ちたりすることです。そのため、音の情報をうまく脳に送ることができなくなります。また、耳から脳へと音を伝える神経経路の障害や、脳の認知能力が低下することも影響している可能性があり、さまざまな原因が複数組み合わされて発生すると考えられています。
現在、加齢性難聴の治療は困難ですが、補聴器で聞こえを補うことで、認知症予防、生活の質を改善させることができます。また、聴力検査の結果で難聴が判明した場合、生活の見直しを行うことで進行を予防することも可能です。難聴の早期発見・早期介入のため、「聞こえづらい」と感じたら耳鼻咽喉科を受診しましょう。
詳しくは、本紙掲載のQRコードから一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のサイトをご覧ください。

問い合わせ先:高齢者ふれあい課地域包括支援係
【電話】0969-28-3378