- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年10月号
■骨(コツ)をつかんで、骨折予防!
人生100年時代という言葉を聞くように、日本人の平均寿命は年々上昇しています。
しかし、平均寿命と健康寿命(健康で日常生活が送れる期間)には、男性で約9年、女性で約12年の差があります。その要因にはいろいろありますが、特に「骨折」による生活への悪影響が注目されています。75歳以上の高齢者のうち5人に1人が骨折したことがあるとの統計が出ておりますが、骨折を予防することは、これからの人生のためにも、老若男女問わず、今始めるべき大切なことです。
◆「骨折」にまつわる「あれこれ」データ
・高齢者が骨折する頻度
1分に1人
・太ももの付け根の骨折の頻度
2分に1人
・太ももの骨折後、元どおりに屋外を歩けない人の割合
手術後半年で51%
介護が必要となるケースがあり日常生活に大きく影響
◆骨折予防のポイント
○転倒防止予防のための運動
筋肉量は、70歳代では20歳代の約半分まで減少するといわれています。また、筋肉の柔軟性(筋肉の質が落ちる)も低下するため、関節の動きが悪くバランス力も低下し、転倒しやすくなります。
(片足立ち)交互に3回ずつ
椅子の背もたれをつかみ、片足で立ち1分間キープ。
○転倒しにくい環境づくり
・明るい室内を心掛ける
・床や階段まわりはこまめに片付ける
・濡れて滑りやすい場所には要注意
・高いところの荷物は踏み台を使う
○骨粗しょう症検診を利用しよう
「骨粗しょう症」を発症していると骨折のリスクが高まります。75歳以上では3割が骨粗しょう症を発症しているといわれています。村では30歳以上の方を対象に骨粗しょう症検診を実施しています。積極的に検診を受け、骨の状態を確認しましょう。
*具体的な検診内容などは保健福祉課にお尋ねください。
○骨を強くするための食事

問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】32-1112
