- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日南市
- 広報紙名 : 好きです にちなん 2025年3月号
■知っていますか?里親制度
全ての子どもたちは、本来、家庭という場で家族と一緒に暮らし、社会へ巣立っていくことが望ましいとされています。しかし、日本全国には家族と暮らすことが困難な社会的養護を必要とする子どもたちが約45,000人おり、うち8割が施設、2割が里親などの下で生活をしています。
◇里親とは?
さまざまな事情で、自分の家庭で生活することができない子どもたちがいます。こうした子どもたちを自分の家庭に受け入れ、家庭的な雰囲気の中で愛情とまごころを込めて育てる人を「里親」と言います。
◇どうして里親が必要なの?
1.特定の大人との愛着関係を築くことで、健やかな成長に繋がります。
2.家庭での生活体験は、子どもたちが大人になり、家庭を築く上でのモデルになります。
3.家庭の中で生活に必要な知識や社会のルールを学ぶことができます。
◇子どもの状況などに応じて里親の種類は四つに分けられます。
・養育里親
子どもが家庭復帰や自立をするまでの一定期間の養育をする里親
・専門里親
虐待を受けた子どもや特性のある子どもなど、専門知識を持った里親
・養子縁組里親
養子縁組で子どもの養親となることを希望する里親
・親族里親
保護者の死亡などにより養育ができない場合に、親族が子どもを養育する里親
◇里親になったら…
1.子どもの養育費や里親手当などが支給されます。
2.子育ての相談やスキルアップ研修を受けることができます。
3.里親同士の交流サロンがあります。
■里親普及促進センターみやざきセンター長為実弘毅(ためざねこうき)さん
子どもたちのために、私たち大人がまずできることは、里親制度について正しい理解を持つことです。子どもたちの輝く未来のために、地域で子どもたちを育む社会の実現に向け、皆さまのご協力をお願いいたします。
問い合わせ:
・こども課【電話】31-1174
・里親普及促進センターみやざき
宮崎市江平西1丁目5番11号江平ビル105号【電話】0985-20-1220
※相談日時月~金曜(祝日、年末年始を除く)10時~18時