くらし 令和7年 施政方針 黒木敏之町長の3期目が始まります

任期満了に伴う高鍋町長選挙で、黒木敏之町長が無投票再選を果たしました。3月3日に開会した令和7年第1回高鍋町議会定例会での黒木町長の施政方針の概要をご紹介します。
※全文はこちらから(本紙PDF版8ページ参照)

■3期目にあたり、これまでの2期8年間のまちづくりを振り返る
「豊かで美しい歴史と文教の城下町の再生」というビジョンのもと、「農畜産業が豊かになってこそ商工業は潤い、まちは元気になる」という基本理念を掲げ、「産業振興」「教育・福祉・子育て・高齢者支援」「防災・住環境整備」の3つを「まちづくりの柱」として多くの施策を推進してきました。
積極的な取り組みにより、急激な人口減少や少子高齢化が進む中、市町村内GDPは令和元年以降、上昇基調にあり、新築住宅数も堅調に推移しています。

■令和7年度に向けた新たな決意
令和7年度も「豊かで美しい歴史と文教の城下町の再生」を目指し、「産業振興」「教育・福祉・子育て・高齢者支援」「防災・住環境整備」を柱に、持続可能なまちづくりを推進すべく「SDGs未来都市」の認証取得を目指します。また、「地域商社」を設立し、地域資源を活かした製品開発を進め、ふるさと納税30億円を目標とします。
さらに、主な事業として、リニューアルされた高鍋駅舎を地域住民や高校生の交流拠点とし、蚊口浜周辺の活性化を推進します。農業関係では「農泊事業」や「有機農産物の独自認証制度」の検討、「オーガニックスクール」設立の準備、「高鍋オーガニック・マルシェ」開催など、有機農業の振興にも取り組みます。また、「デジタルラボたかなべ」によるDX推進、「スマートウエルネスシティ事業」による健幸長寿の町づくりにも注力します。教育文化関係では、これまでの取り組みに加え、地域おこし協力隊制度を活用した「アーティスト・イン・レジデンス」事業を実施します。
令和7年度は「竹鳩橋架け替え」を最重要課題とし、防衛省との協議を進めながら、総工費約48億円(うち町費約8億円)・建設期間15年の大規模事業を町民や周辺自治体と連携して進め、次世代へ繋ぐ未来への懸け橋を築いてまいります。

■勢とは、利に因りて権を制するなり
孫子の兵法に学び、「勢いとは、有利な状況を見抜き、臨機応変に対応することで生まれるものである」という教えを認識し、時代の変化に的確に対応しながら、町民の皆様のご意見を伺い、やるべきことを迅速・的確・確実に実行し、長年の課題を成し遂げ、「豊かで美しい歴史と文教の城下町の再生」に取り組んでまいります。
本年も、なお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

《達成すべき目標》
▽農畜産業支援
・農畜産品の付加価値を高めるための取組
・積極的な補助・支援
・農業活性化

▽商工業支援
・商工業・地場産業支援
・商店街・まちなか活性化
・商工業活性化

▽企業誘致・雇用促進
・起業家養成
・新産業創生

▽観光促進
・観光資源を活かした観光推進
・観光資源開発

▽高齢者、子育て、福祉の充実
・高鍋町社会福祉協議会との連携推進・福祉・医療の充実・子育て支援・高齢者支援・障がい者支援

▽教育支援・文教の城下町の再生
・教育の充実
・文教の城下町再生

▽社会教育の推進
・社会教育施設の整備充実
・地域、スポーツ、文化活動支援
・歴史を活かしたまちづくり推進

▽防災・環境整備・美しい高鍋づくり
・防災
・住環境整備
・美しい高鍋の景観づくり

▽人口増加・移住・定住支援
・移住、定住推進

▽役場の活性化の推進
・町民の声を町政に活かすための取組
・職員教育推進