くらし 謹賀新年

あけましておめでとうございます。
おひとり、おひとりの皆さまがその胸中に自分なりの目標や願いを持って新しい年を迎えておられるのではないでしょうか。
指宿の美しい全景をご覧ください。願わくば、本年がこの美しい宝箱のようなふるさと指宿の本当の実力が発揮され、それぞれの分野にとってさらなる飛躍(ひやく)の年になる様に、共(とも)に努力をしてゆきたいと思います。
思い起(お)こせば、昨年は元日の能登地方の震災に始まり、私達の指宿でも観測史上最大の大雨をはじめ、台風や猛暑など様々な分野で沢山の被害を受けました。農家の皆さまをはじめ、多くの方々のご苦労を痛いほど感じられた年でした。
一方で、山川の砂むし温泉「砂湯里(さゆり)」が3年ぶりの再オープンにこぎつけ、又、全国温泉総選挙で「指宿砂むし温泉」が湯治(とうじ)・ウェルネス部門で日本一の栄冠に輝くなど将来への楽しみがまた増えました。
今年は巳年(みどし)です。蛇が脱皮をする様に、生まれ変わって復活・再生をしてゆく年とも言われます。そんな縁起の良い年に指宿は、市内外から大いに稼(かせ)ぎ、そのお金が地域を循環(じゅんかん)する事で人材を雇用し、人材を育ててゆく事に引き続き力を注いでゆこうと思います。
指宿がコロナ禍で失った元気を取り戻し、将来に向けてワンチームで稼(かせ)げる町に再生してゆく。そんな一年を目指して市役所一丸となって努力をしてゆく決意ですので、皆さまのご協力を心からお願いいたします。
市民の皆さま、おひとりおひとりのご健康と幸せを心から祈りつつ、結びといたします。

令和7年 元旦
指宿市長 打越 あかし