くらし 薩摩川内市の10年先を見据えて【前編】(1)

令和7年度から新たな総合計画に基づくまちづくりがスタートしています。前編では、計画の構成などについて紹介します。

■計画策定の経過・趣旨
令和7年度を初年度とする「第3次薩摩川内市総合計画」通称「薩摩川内2034(にいまるさんよん)ビジョン」を策定しました。
総合計画とは、本市に住む皆さんが安心して住み続けることができるように、まちづくりの方向性をまとめたものです。
策定にあたっては、市内で生活している方たちなどが市の現状や課題、目指すべきまちのイメージなどについて意見を出し合い、それらを分析し、本市の10年後の「未来のまちの姿」を考えました。
長期的な展望に立ち、10年後の「未来のまちの姿」を市民と本市が共有し、お互いを尊重しながら、それぞれの役割と責務を認識し、協働してまちづくりを進めるための計画としています。

■計画の位置付け
この計画は、薩摩川内市自治基本条例に基づく総合的な市政経営の指針を示す最上位計画として位置付けています。コミュニティ、市民安全、保健福祉、教育、産業振興、都市機能整備などさまざまな分野にわたる事業を1つの方向性の基に、時代の流れに乗りながら計画的に進めていきます。

■計画の構成と期間
(1)基本構想(10年間)
本市が目指すべきまちのイメージや未来のまちの姿を定めるもので、総合的な市政経営の指針となるもの
(2)基本計画(5年間)
基本構想を実現するため、政策の方向性や施策を体系的に示すもの
(3)実施計画(3年間)
基本計画に掲げた政策や施策に基づき、向こう3年間で取り組む事業を示したもの(施策や事業の見直しや修正を毎年度行う)

○計画期間イメージ

○計画構成イメージ

■本市の人口予測
令和7年4月現在、本市の人口は約9万人であり、今後も緩やかに減少し続け、令和17年には総人口が約8万人まで減少すると予測(※)されています。
今後も、地方への人の流れを創出するため、地域の個性を生かしながら取り組みを進めることが必要です。
「総合計画」では、この人口の流れを捉えた上で、さまざまな目標を掲げ、目標達成に向けて取り組んでいきます。
※令和5年国立社会保障・人口問題研究所の試算による