くらし あなたの命を守る マイナ救急
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県日置市
- 広報紙名 : 広報ひおき 令和7年9月号(9月12日(金)発行)
あなたは、自分が飲んでいるお薬の名前を覚えていますか。
あなたの家族や友人が通院している医療機関の名前を知っていますか。
救急車を呼ぶような緊急時に、落ち着いて正確な情報を救急隊員に伝えられますか。
そんなもしもの時のあなたの味方になるのが、マイナ救急です。
マイナ救急とは、救急隊員が傷病者のマイナ保険証を活用し、これまでの医療情報などを閲覧する仕組みのことです。
総務省消防庁は、令和4年度以降マイナ救急の実証事業を行い、その結果を踏まえて救急隊専用のシステム構築に取り組んできました。そして、令和8年度からの正式運用を目前に、令和7年10月から、全国720すべての消防本部、ほぼすべての救急隊で実証事業を行います。
日置市消防本部は、常時運用する救急隊3隊でマイナ救急を始めます。日置市の救急件数は、グラフのとおり年々増加しています。救急の現場では意思疎通の困難な方も多く、傷病者情報の取得に時間がかかることも少なくありません。それは1件当たりの救急出場の長時間化につながり、次の救急事案にすぐに対応できないこともあります。傷病者のマイナンバーカードから受診歴や処方薬などの情報を取得することで、より迅速に、かつ的確に救急業務を行えるようになります。
救急隊の役割は、1分1秒でも早く傷病者を医療機関に引き継ぐこと。必要な情報を得ることは住民の皆さんの命を守るために欠かせない大切なことなのです。
もしもの時に備えて、マイナンバーカードの取得、健康保険証の利用登録、そして普段からの持ち歩きにご協力をお願いします。
[日置市救急件数の推移]
◆マイナ保険証活用のメリット
119番通報時
指令員が通報者に対してマイナ保険証の準備を依頼
↓
自分の病歴や飲んでいる薬を救急隊に正確に伝えられる
病気やケガで苦しむご本人や、付き添うご家族の負担軽減
↓
円滑な病院の選定や適切な応急処置が実施できる
↓
搬送先病院で治療の事前準備ができる
マイナ救急の実施にあたっては、救急隊員が傷病者の顔と券面の写真で本人確認を行うため、マイナンバーカードの暗証番号の入力は原則不要です。また、救急隊員が医療情報を閲覧してよいか聞き取りを行い、傷病者の同意のもとマイナ救急を実施します。
なお、生命・身体の保護のため同意を得ることが困難な場合に限り、同意なしで医療情報を閲覧することもあります。
氏名・生年月日・住所
他に次のような情報を閲覧します
・あなたの病歴・お薬の処方歴・病院の受診歴
マイナ保険証を持ち歩こう!
※健康保険証の利用登録が完了している必要があります。
マイナンバーカードをお持ちでない方…[マイナンバーカード申請]検索
マイナンバーカードの健康保険証利用登録がお済みでない方…[マイナポータル 保険証利用]検索
お問い合わせ先:日置市消防本部警防課救急係
【電話】099-272-0119