- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県伊佐市
- 広報紙名 : 広報いさ 2025年3月1日号
◆男女共同参画社会と多様な性
「男女共同参画社会」とは、すべての人が性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる社会です。性は、「男性」「女性」と単純に区分けできるものではなく、多様な性のあり方があります。性的マイノリティ(LGBTQ)を正しく理解することが大切です。
◇多様な性に関する基礎知識
「生まれたときに判定された性別は自分が認識している自身の性別と一致している」「恋愛対象は必ず異性に向く」とは限りません。
LGBTQ等、性的少数者は10人に1人程度(左利きの人と同じ割合)存在するといわれています。あなたの周りにも、偏見や差別をおそれて自分が性的少数者であることを誰にも言えずに生活している人がいるかもしれません。
◇いろいろな性のあり方
(1)身体の性別…身体の特徴による生物学的な性別
(2)心の性…どのように自分を表現するか、ふるまうか
(3)性的指向…どういった対象を好きになるか
(4)性自認…自分の性をどのように認識しているか
◇誰もが自分らしく生きられる社会をめざして
人の性を「男性」「女性」に二分することを前提とした社会は、男性を仕事や公的な領域に、女性を家庭や育児に固定してきました。伝統的な「男らしさ」「女らしさ」という枠組みから偏見や差別、不合理なルールなどが作られ、男性にも女性にも生きづらさが生じています。
「多様な性」について理解を深め、認め合うことが、誰もが自分らしく暮らしやすい社会の実現につながることになります。
問い合わせ先:市民課人権啓発・市民相談係
【電話】内線1165