くらし 地域おこし協力隊・田中久美子の古民家再生記

牛尾の古民家改修中の田中久美子です。
2月23日、古民家改修ワークショップ三回目が無事、終了しました!
今回は和室に施した「床断熱処理」についてお話しします。和室の畳をあげると、荒床(あらゆか)と呼ばれる板が出てきます。荒床を剥ぐと、その下は地面。寝泊まりするお部屋としては寒いので、地面からの湿度を防ぐために土の上に防水シートを広げ、石などで重しをします。荒床を貼り直したら、荒床の上にもう一度防水シートを広げ、下からの冷気や風を防ぎます。荒床とシートの上に床板を支える「根太」(ねだ)をはり、根太と根太の間に断熱材を入れていきます。今回は30ミリのスタイロフォームを使用、厚みが増すほど断熱効果は高くなります。スタイロフォームを隙間なく入れたら、床板となる無垢ボードを貼って行きました。ちなみにこの無垢ボードは、11月に鹿児島高専生たちが下処理してくれたもの。ミツロウを塗って仕上げる予定です。
今回のワークショップでは床と壁に断熱材を入れたのですが、作業前と作業後で部屋の体感温度が大きく変わり、とても暖かいお部屋になったのですごく驚きました!

今回私はランチを担当。出身地・秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」作りにてんやわんや。30人分の食事を作るって大仕事ですね!(助けがあって本当に良かった‥)参加者の皆様、並びにご近所の皆様、いつもお力を貸していただき本当にありがとうございます。改修途中の様子をご近所の皆様に見学していただきたく、4月12日に「第二弾・ご近所さんデー」を計画しています。この日、近隣の方以外でも見学希望の方がおられましたら、伊佐市役所地域振興課(代表:【電話】0995-23-1311)地域おこし協力隊担当までお問い合わせください。