文化 那覇市歴史博物館

■特別展 三線と工工四(くんくんしー)
三線は、14~15世紀頃に中国から伝わったといわれています。琉球王国時代、海外からの賓客をもてなす場で演じる歌舞音曲を担当するのは士族男子であったため、士族の教養として三線の習得が奨励されました。近代以降は庶民にも広まり、現在では沖縄の人々の生活に深く根付いています。
工工四(くんくんしー)は三線の楽譜で、屋嘉比朝寄(やかびちょうき)(1716~75年)が中国の楽譜を参考にして作ったのが最初といわれています。屋嘉比工工四は書き流し式のため、拍子や速度などが乱れがちだったとされ、これを憂えた尚泰王は野村安趙(のむらあんちょう)(1805~1871)に新しい工工四の作製を命じ、野村は高弟の松村真信(まつむらしんしん)とともに、1行12画、1画を1拍とする碁盤目状の楽譜を作り出しました。この楽譜は1869年に献上され、「欽定(きんてい)工工四」と呼ばれました。また、湛水親方(たんすいうぇーかた)(1623~83)の流れをくむ奏法と歌唱法を伝授された松村は1872年「湛水流工工四」を編纂しました。
今回は、「欽定工工四」「湛水流工工四」とともに、かつて中城御殿にあったと伝わる三線「友寄開鐘(トゥムシケージュー)」などを展示します。
展示期間:3月7日(金)~4月2日(水)

開館:10時~19時 木曜休館
観覧料:一般350円(大学生以下無料)

問合せ:那覇市歴史博物館(パレットくもじ4階)
【電話】869-5266