くらし 教育行政執行方針(2)

◇9 学びのセーフティネットの構築
ヤングケアラーや児童虐待、性に関する悩みなど、子どもたちが抱える生きづらさの解消に向け、一人ひとりの心の声に傾聴し、迅速かつ適切な対応が図られるよう、学校や福祉、関係機関による包括的支援の充実に努めてまいります。
また、各学校において、教材費やPTA会費など学校活動費の見直しを継続し、保護者負担軽減に向けた取組を推進してまいります。

◇10 教育環境・学校施設・設備の充実
小・中学校保健室への冷房設備設置事業のほか、植苗小中学校大規模改修や大成小学校改築などの老朽化対策事業を進め、学校施設の安全確保を図るとともに、子どもたちの学習環境の向上に努めてまいります。
また、学校規模適正化の取組につきましては、望ましい学校規模や施設整備の計画の検証を行い、対象地域や具体的な方策、適正化に伴う実施時期などを示す新たなプランの策定に着手します。

■方針3 すべての人が学び続け活躍できる社会の実現
◇11 主体的に生涯学習を続け、郷土の発展を支えるひとづくり
市民の個々の学びと多様な学習ニーズに対応するため、「セカンドブック事業」や「ナナカマド教室」を継続するとともに、出前講座の実施など、関係機関との連携に努め、市民のライフステージにふさわしい学びの環境充実を推進してまいります。

◇12 いつでも、誰とでも学べる環境づくり
生涯学習関連施設との連携を強化し、市民の学習活動の支援を推進するほか、新たに「生涯学習人材バンク」を設置し、生涯学習分野における幅広い人材の掘り起こしと学びの循環の構築に繋げます。
また、企業、生涯学習関連団体、高等教育機関などとの連携・協働により、多様で質の高い学びの環境を提供するよう取り組んでまいります。

◇13 文化・芸術がいつも身近にあるまちづくり
広く市民が文化芸術に親しみつつ、芸術家や文化団体などが活躍・交流する機会を促進するため、「PMFオーケストラ演奏会」などの鑑賞型事業を実施するほか、小中学生を対象とした「ジュニアミュージッククリニック」などの体験型事業を実施します。さらに、「市民文化祭」や「苫小牧アートフェスティバル」などの参加型事業とともに、「文化芸術振興助成事業」などの支援事業を実施してまいります。
また、「文化芸術振興推進計画」の見直しに着手し、人が輝き文化の薫るまちづくりのさらなる推進に取り組んでまいります。
科学センターにおいては、宇宙ステーション「ミール」をはじめとした展示などにより、科学に対する興味関心を育ててまいります。
また、市民・学校・関係団体と連携し、プラネタリウムやミール展示館でのイベントを開催するなど施設の有効活用を促進し、生涯にわたり科学を学ぶことができる施設として、機能の充実に努めてまいります。
さらに、今後の在り方について、駅前再整備に向けた検討の中で、関係部署との協議を継続してまいります。
美術博物館においては、若者世代にも強い人気のある北海道ゆかりのアニメーター安彦良和氏の創作活動の全貌に迫る特別展「描く人、安彦良和」を開催いたします。
また、戦後80年を節目とする企画として、戦時下の美術作品や戦争遺跡をもとに、当時の様子を振り返るほか、本市の文化財保護の歴史と文化財を紹介する企画展などを開催し、郷土への愛着と誇りを高め、豊かな感性を育む機会の充実を図ってまいります。
中央図書館においては、「赤ちゃんと楽しむ絵本ひろば」事業など、本に興味を持ち、触れる機会を増やす工夫や、「出張!図書館」など、より市民に親しまれる図書館を目指し、指定管理者と連携して取り組んでまいります。

◎掲載内容は要約です。全文は市役所2階市民情報コーナー、各出張所、市HPでご覧になれます。
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※二次元コードは本紙P.8をご覧ください。

詳細:教育部総務企画課
【電話】32-6739