くらし 特集 令和7年度まちのお金の使い方(1)

4月になり新年度がスタートしました。芽室町の仕事も新たに始まります。
今年度は、「芽室町DX推進ビジョン」の推進を念頭に置くとともに、芽室公園の再整備を含むまちなか再生や、新嵐山スカイパークの再生、さらには、脱炭素社会への転換など「未来へつなぐ「再生・転換」に取り組む予算」としました。
なかでも、農作物有害鳥獣駆除事業の拡大や、新嵐山スカイパーク再生に向けた基本計画策定とグリーンシーズン及びメムロスキー場を含む通年の管理委託、芽室公園の利活用を目指し民間活力導入に向けた芽室公園Park︲PFI公募支援業務委託、町内会活動支援事業の拡大や「まちなか再生ビジョン」に基づく、交流・チャレンジスペースの開設など、第5期芽室町総合計画後期実施計画を踏まえ、具体的な事業や計画策定を進める予算編成としています。

一般会計:139億6,900万円(前年比プラス9億7,100万円)
特別会計と事業会計を含む全8会計の総額:241億3,670万1千円(前年比プラス15億8,926万6千円)

■子育て
▽子育て世帯訪問支援事業…14万4千円
支援員が家事・子育て等に対して不安・負担を抱えた子育て家庭、妊産婦、ヤングケアラー等がいる家庭を訪問し、家庭が抱える不安や悩みを傾聴するとともに、家事・子育て等の支援を実施します。

▽産後2週間と1か月産婦健診、1か月児健康診査の費用助成…114万2千円
妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を整備するため、新たに健診・検査費用を助成します。

▽赤ちゃんふれあい体験事業…2万4千円
命や家族の大切さ、自己肯定感を育む機会として、町内全中学校で「赤ちゃんふれあい体験事業」を実施します。

■教育・文化・スポーツ
▽町内小学校でフッ化物洗口を実施…99万7千円
児童のむし歯予防を図るため、新たに町内小学校でフッ化物洗口を実施します。

▽GIGAスクールタブレットの更新…3,388万円
導入から5年程度経過する中学校のGIGAスクールタブレット(616台)を更新します。(小学校の端末更新は令和8年度から順次行う予定です。)

▽健康プラザ温風暖房機改修工事…1,780万9千円
更新から13年が経過した健康プラザの温風暖房機(ボイラー)の改修工事を実施します。

▽部活動の地域移行(地域展開)に関わるコーディネーターの配置…553万8千円
「部活動の地域移行(地域展開)」に対応するため協議会を継続し、子どもたちがスポーツや文化芸術活動に持続的に親しめる環境を整えるよう協議を進めます。また、新たに専任の教育コーディネーター及び部活動を支援する指導員等を採用します。

■保健・医療・福祉
▽帯状疱疹ワクチン接種の一部助成…2,088万2千円
主に高齢者を対象として実施する、インフルエンザ・新型コロナ・肺炎球菌ワクチンの予防接種費用の一部助成を継続するとともに、新たに帯状疱疹ワクチンについても一部助成を実施します。

▽基幹相談支援センターの設置…1,826万4千円
障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため、地域の相談支援の拠点となる「基幹相談支援センター」を設置し、町全体で「伴走型支援体制」、「断らない相談支援」及び「重層的支援」を構築します。

▽窓口用聴覚補助器の設置…3万1千円
新たに難聴高齢者支援として、高齢者支援課窓口に聴覚補助器を設置します。

▽大学等の奨学金の返還を支援…112万円
教育の機会均等の観点から、大学等に就学する人を対象に、奨学金の貸付を行います。今年度から、本町が貸与した奨学金の返還に対する返還支援助成金を創設し、支援額を拡大します。

▽地産地消に配慮した学校給食を提供…1億58万1千円
地産地消に配慮した学校給食提供のための食材を購入します。なお、今年度から、食材費の高騰に伴い給食費の改定を行いますが、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、増額分(小学生…25円/食・中学生…30円/食)は町が負担します。