くらし 防災特集/9月1日は防災の日 いざというときに備えよう

9月1日は防災の日です。この日をきっかけに、いざというときに備える重要性を再認識しましょう。地震や台風などの自然災害はいつ起こるかわかりません。昨今の気候変動により、体験したことのない災害が突然やってくる恐れもあります。家庭や職場での備え、避難経路の確認、非常持ち出し袋の準備などが安心につながります。「備える」行動を始めて、私たちの安全・安心な暮らしを守りましょう。

■わが町を襲った災害/平成28年台風10号
平成28年8月17日から23日の1週間に、昭和26年の統計開始以来はじめて3個の台風が連続して北海道に上陸し、大雨による河川の増水状態が続きました。そして、8月30日から31日にかけて十勝地方を台風10号が通過。芽室町付近に最も接近した30日夜から31日未明には雨や風がピークとなり、降り始めからの降雨量が芽室市街地で154mm、伏美地区で414mmを観測、芽室川など複数の河川が氾濫し、幸いにも人的被害は発生しませんでしたが、全壊1棟をはじめ、多数の床上・床下浸水など甚大な被害をもたらしました。
この経験から町民の皆さんの防災意識がより一層高まったとともに、日ごろからの備えの重要性も再認識しました。

▽防災気象情報をもとにとるべき行動

▽いざというときに役立つ防災グッズ
・飲料水・救急医療品・粉ミルク
・カセットコンロ・非常食・スマホの充電器
・ろうそく・携帯ラジオ・各種保険証
・ライター・毛布・預貯金通帳
・衣類・タオル・マイナンバーカード
・貴重品・歯ブラシ・免許証など番号のメモ
・懐中電灯と電池・生理用品

■芽室町の主な災害対策
1.防災訓練を毎年実施しています
芽室町では、町内会ごとに毎年防災訓練を実施しています。役場のほかにも、自衛隊、消防、警察、北海道大学などが連携し、有事に備え、危機に対する意識を高めています。
また、役場でも年に1度、災害対策本部訓練を実施しており、実際の災害を想定して、職員ひとりひとりが役割を確認する取り組みとなっています。

2.豊富な備蓄品をそろえています
▽町内には有事に備えさまざまな備蓄品をそろえています
ストーブ、発電機、救急箱、毛布、非常食、飲料水、紙おむつ、段ボールベッド、マルチテント、生理用品、フェイスタオル、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マスク、粉ミルク、使い捨て哺乳瓶、バスタオル、簡易トイレ、各種救助資材など

3.避難所について
避難所を開設する場合は、下記の情報発信ツールで開設場所をご案内します。随時ご確認ください。

▽Pick Up!
芽室町総合体育館では、停電時にも一部の照明が使用できるシステムが整備されており、明るい環境のもと過ごすことが可能です。また、床暖房システムも導入され、冬季や寒冷期でも暖かい環境のもと避難することができます。

■災害時の情報収集
▽防災ラジオ
町民の皆さまに迅速に情報を伝達するために配布をしています。災害時はあらゆる通信網が寸断する恐れがあるため、ぜひ防災ラジオをご活用ください。

▽WEBハザードマップ
災害時には給水ポイント、充電スポット、通行止情報を発信します。また、GPS機能が付いているスマートフォンやタブレットでは、位置情報をONにすることにより、最寄りの浸水や土砂災害などの危険性の有無や、避難所などを確認することができます。

▽芽室町公式LINE
災害時に気象情報や避難情報などを配信します。また、欲しい情報の種類で「防災」を設定いただくと、日ごろから防災に関する情報を受け取ることができます。

▽めむろ安心メール
災害情報(気象情報・河川水位情報など)、復旧・復興情報、防犯情報(不審者情報)、行方不明者情報、クマ情報などの情報を配信します。登録方法は本紙QRコードからご確認ください。