くらし ストップ・ザ 悪質商法~被害の未然防止を目指して~

町民からの消費生活相談を受け付けています

■消費生活相談事例/劇場型詐欺にご注意を!
▽Q.ショッピングセンターから、「時計を購入したか?」と、確認の電話が来た。
行ったことのない遠方の大手ショッピングセンター(A)の社員を名乗る人物から、その系列会社のクレジットカードを使って時計を購入したかどうか確認の電話がかかってきた。そこで、「その店には行ったことがないし、当該クレジットカードも持っていない」と答えたら、「詐欺に遭っているかもしれないので、この後すぐにクレジットカード会社から確認の連絡がいく」と言われた。私の住所、氏名、電話番号が漏洩しているようで怖い。

▽A
当センターから、相談者が電話を受けたショッピングセンター(A)に電話をしたが繋がらなかったので、類似した名称のショッピングセンター(B)に電話をすると、(A)は実在しないことが分かりました。実在するショッピングセンター(B)の担当者に伺うと、「相談者に電話した社員は当店舗には在籍していません。最近そのような電話が多く、詐欺だと思います。詐欺グループは、先ず、ショッピングセンターの社員を名乗り消費者に電話をかけ、次に系列クレジットカード会社の社員を名乗る人物から消費者に電話がいき、『詐欺に間違いないので、代わって警察に連絡します。』と告げ、最後に偽警察から連絡がいくパターンです。また、詐欺グループは、系列会社のクレジットカードを持っていないのなら、『現在使用しているクレジットカードが詐欺に使われている可能性もある。』と言って、その番号と暗証番号を聞き出すこともあります。」とのことでした。今後、相談者に対して、クレジットカード会社を名乗るところから電話が来ても対応しないよう助言しました。

▽消費者へのアドバイス
「劇場型詐欺」は複数人により構成されるグループが予めシナリオを準備し、それに沿って構成員が各々の役割に応じて次々にターゲットに接触していくものです。計算されたシナリオとタイミングで複数人が登場することでターゲットとされた人はグループのシナリオを信じてしまい、最終的にお金をだまし取られてしまいます。そこで被害に遭わないためのアドバイスです。
1.有名百貨店、ショッピングセンターを名乗る電話と、その後タイミングよく掛ってくるクレジットカード会社、銀行、警察などを装う電話はクレジットカード情報、キャッシュカードをだまし取る詐欺の可能性があります。
2.自宅に訪問してくる人物が、暗証番号などを尋ねてきたら疑いましょう。
3.留守番電話や自動通話録音機で事前の対策を立てましょう。

■料理講習会(牛乳・乳製品を使った)参加者募集
日時:9月13日(土)10時~12時
料金:協会会員500円、会員外1,000円
場所:芽室中央公民館3階調理室
講師:箕浦奈穂子さん(ミーノファミリエ)
メニュー:チキンのトマトクリーム煮、サバ缶のサンドイッチ、ラングドシャクッキー他
申込先:芽室消費者協会
【電話】62-9000
締切:9月5日(金)
託児あり別料金

編集・発行:芽室町消費生活センター
相談受付:平日10時~16時
【電話】62-6556