- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和7年10月号
■地域のつながりを守るため 自分にできることで役に立ちたい
養護老人ホームに勤務する傍ら10年前に市消防団に入り、昨年からは市交通指導員にもなって地域住民に交通安全を呼び掛けています。「どちらも長く続けていきたいし、活動を通じて自分の視野を広げたい」と地域の役に立つ喜びを感じながら意欲を高めています。
23歳で消防団に入った理由には、職場の先輩と現役団員である父親の影響がありました。一方、交通指導員は自身の経験から興味を抱いて立候補。マイカー運転中に車両同士の事故に遭ったことがあり、けがはありませんでしたが怖さを痛感し「こんな思いを誰にもしてほしくない。交通事故をなくしたい」と強く思うようになりました。1児の父でもあることから、保育園や小学校で行うこども向けの交通安全教室には力が入ります。
自治会でも役職を引き受け、親睦行事などの運営に携わっています。「社会人になって自治会に飛び込んでみたら、幅広い年代の人とたわいない話ができるのがすごく楽しかった。地域のつながりや、支え合いをこれからも守っていきたい」と笑顔で住民同士の交流を促しています。
▽市消防団員、市交通指導員
金野勇希(こんの・ゆうき)さん 32(千厩)
Profile
平成4年千厩生まれ。平成27年11月から市消防団員、令和6年4月から市交通指導員。地元自治会では体育部として地区ニュースポーツ大会などの選手選考などに奔走する。趣味の家庭菜園でミニトマトやネギなどを育てるが、草取りが追い付かないのが悩み。