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◆一関国際ハーフマラソン大会 全国、世界から出場の1702人が健脚競う
第44回一関国際ハーフマラソン大会(市など主催)は10月5日、一関の一関ヒロセユードームを発着点に開かれ、国内外の1702人が秋の一関路を駆け抜けました。
大会は東北新幹線の開通を記念して昭和57年にスタート。男女年齢別のハーフと10キロの部が設けられ、ランナーたちは稲刈り途中の一関遊水地などの景色を楽しみながら健脚を競いました。ハーフのランナーは中里跨(こ)線橋に加え、最大の難所とされる柵の瀬橋などアップダウンのあるコースに挑戦。給水所や沿道から送られる声援を力に、懸命にゴールを目指していました。
交通安全ののぼりを背負って出場した小山邦彦(くにひこ)さん(72)は「こどもからお年寄りまで応援してくれる人とタッチしながら走れて楽しかった」とすがすがしい表情を見せました。

◆ワクドキ★縄文2025 あんぎん編みで原始のロマンに触れる
「ワクドキ★縄文2025」のあんぎん編みワークショップは9月28日、藤沢の藤沢文化センター「縄文ホール」で開かれ、男女12人が縄文時代から伝わる、あんぎん編みといわれる技法でコースターを作り、原始のロマンに触れました。
土偶の日(10月9日)にちなんだ藤沢図書館による関連企画(全4回)の第1弾。参加者は、講師を務めた仙台市縄文の森広場(宮城県)のスタッフから手ほどきを受け、台に木の重りが付いた縦糸を垂らし、横糸に絡ませながら少しずつ編んでいきました。
参加者は「楽しいから無心になれる」「どうしても斜めになっちゃう」などと語りながら、なかなかできない体験に夢中になっていました。

◆千厩の地蔵田で稲刈り 黄金色の稲に実りの秋を実感
千厩の奥玉地区にある円形の田んぼ「地蔵田」で9月28日、地元住民ら約30人が参加して稲刈りが行われ、出来秋を喜び合いました。
地蔵田は、近くの地蔵院の奉納田。言い伝えによると、かつて西国の信仰心のあつい兄弟が夢でお告げを受け、たどり着いたこの地で田んぼを開いたとされ、お地蔵様に奉納する米をまたがないように丸い形になっています。
秋晴れの下、地蔵田伝承会のメンバーらが鎌を使って「ひとめぼれ」を丁寧に手刈り。刈り取った稲は11月に予定されている地蔵講で「延命米」として奉納されます。
同伝承会の伊藤薫(かおる)代表(87)は「暑さに負けることなく100%の出来になってくれた」とほほ笑みました。