くらし みんなで取り組もう 地球温暖化対策!

「地球沸騰化時代の到来」と表現される近年の地球温暖化。この気候変動の影響は、本町においても例外ではありません。対策を採らない限り、地球温暖化はますます進行し続けます。
私たちだけでなく、子どもたちが将来も安心して暮らせる持続可能な社会を目指し、今できることは何かを考えてみましょう。

■地球温暖化とは?
地球温暖化とは、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が増加し、地上の温度が上昇していく現象のことです。

■このまま地球温暖化が進むと?
気象庁によると、2100年の夏の最高気温は、日本中で40℃を超える可能性があります。今世紀末の真夏日は、現在と比べて全国で平均52・8日増加すると言われています。
また、温暖化により下記のような影響が懸念されます。(図1)

■県内の真夏日(図2)
県内の真夏日は、観測データが出ている盛岡市と大船渡市を見ると、令和3年から令和6年までで日数が2倍以上増えています。このことから、身近なところでも温暖化の影響が出ていることが分かります。

■この影響を小さくするには?
環境省によると、衣・食・住・移動など私たちの生活の中で排出する二酸化炭素の量は、日本全体の排出量の約6割を占めています。
この二酸化炭素排出量を抑えていくためには、節電や節水を心がけたり、ごみを減らすなど一人ひとりができることから取り組んでいくことが大切です。

■地球温暖化対策のための計画を策定します
町では、住田町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定に向けて取り組んでいます。本計画は、町において地球温暖化対策を推進するため、地域の特色や社会経済環境の変化をなどを踏まえ、温室効果ガス排出量の削減などを行うための施策に関する事項を定めるものとなります。
また、脱炭素社会の実現に向け、町民・事業者・町が一体となって温室効果ガスの排出抑制や再生可能エネルギーの利用促進などによる温暖化の防止や影響の緩和を目的としています。
策定にあたっては、今後アンケートやパブリックコメントなどで、幅広くご意見を伺う機会を設けますので、取り組みへのご協力をよろしくお願いします。

〔図1〕温暖化がもたらす影響
(1)農作物への被害
高温による品質の低下、気温の上昇による害虫の大量発生
(2)健康被害の増加
猛暑により熱ストレスが増加し、熱中症や暑熱による死亡のリスクが増加
(3)自然災害の発生
1時間に50ミリ以上の雨が降る「短時間強雨」が多発し、洪水や土砂崩れ発生のリスクが増加

〔図2〕直近の真夏日日数

問合せ:住民税務課 生活環境係
【電話】46-2113