- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県鹿角市
- 広報紙名 : 広報かづの 令和7年10月号
■Topic01 激甚化する災害への備え
秋田県総合防災訓練
8月31日に、秋田県総合防災訓練が市役所周辺や総合運動公園駐車場などを会場に開催されました。
本市での開催は、13年ぶり6回目であり、大雨や大地震による被害が発生したとの想定のもと、警察や消防、自衛隊、医療機関、自主防災組織など56機関・団体の関係者約800人が人命救助や避難所の開設など約20項目の訓練に参加しました。
訓練のうち、総合運動公園駐車場で行われた人命救助訓練では、重機を使って倒壊した建物のがれき除去や、土砂に埋没した車両からの被災者救出のほか、被災者の救護訓練など、関係機関が連携した実践的な訓練が行われました。参加者は、激甚化・頻発化する災害への備えと防災意識を高めました。
■Topic02 大きさ、糖度共に良好
かづの北限の桃
JAかづの北限の桃生産部会が、8月29日に、桃の生育状況を報告するため、笹本市長を訪れました。今年の生育状況について、中村喜作(きさく)部会長は「少雨の影響で早生の品種は小さめで、収量も少なかったが、その後の雨により、主力品種の川中島白桃は、大きさも糖度も良い」と話しました。笹本市長も「甘くて、食べ応えがあり、思わずにっこりする」と舌鼓を打つおいしさです。
■Topic03 図書館は夢の宝庫
十和田図書館リニューアルオープン記念講演会
9月6日に、十和田図書館のリニューアルを記念した講演会を十和田市民センターで開催しました。講演で、昆虫学者の前野ウルド浩太郎(こうたろう)氏は、自身が昆虫学者を目指すきっかけが小学生の時に図書館で出会った1冊の本だったことに触れ、「図書館は夢の宝庫。読書を通じて自分の『好き』を見つけ、将来の自分の姿を描いてほしい」と来場した子どもたちに呼び掛けました。
■Topic04 こもせが連なる町通りで優雅な踊り
毛馬内盆踊り
ユネスコ無形文化遺産に登録されている「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つで、本市で伝承されている「毛馬内盆踊り(毛馬内の盆踊)」が8月21日から23日まで、毛馬内こもせ通りで開催されました。
初日の21日には、呼び太鼓に先立ち、地域の園児から高校生まで約100人による「わらしっこ・めらしっこ合同披露」が行われ、続いて着物と手ぬぐいで頬かむりをした踊り手たちが集まりました。
昔ながらのこもせが連なる町通りにはかがり火がたかれ、太鼓と笛の囃子(はやし)で踊る「大の坂」、無伴奏で唄のみで踊る「甚句」「毛馬内じょんから」が順に披露され、訪れた観客は、ゆったりとしたテンポのしなやかな優雅な踊りに魅了されていました。
また、踊りの輪に入って一緒に踊る観客の姿も見られ、多くの人々が盆踊りを楽しみました。
■Topic05 栁沢チヨさんの百寿祝う
いつまでも、お元気で
栁沢チヨさん(十和田末広)が満100歳の誕生日を迎え、市から顕彰状と祝い金が贈られました。
栁沢さんは、大正14年9月15日生まれ。普段は、趣味の編み物をしたり、テレビドラマを観たりして過ごしています。長寿の秘訣は、「規則正しく生活すること」、「家族の支えがあること」だそうです。
■Topic06 自分らしく生きるために
認知症市民セミナー
9月10日に、文化の杜交流館コモッセで開催した認知症市民セミナーに約150人が参加しました。講演では、認知症の当事者が自ら啓発活動に取り組む「あきたオレンジ大使」として活動している、横手興生病院の神原繁行(しげゆき)氏が登壇。認知症と診断を受けた時の気持ちや日常生活での工夫など、認知症と共に歩みながら、自分らしい生き方について話しました。