くらし 令和7年第1回町議会定例会3月10日〜18日
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- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県五城目町
- 広報紙名 : 広報ごじょうめ 令和7年4月号No.1088
■令和7年度当初予算や、大雨災害に係る工事請負変更契約など30案件を可決・承認・同意
令和7年第1回町議会定例会が、3月10日から18日までの日程で開催され、「工事請負変更契約の締結」「寿条例の一部改正」「監査委員の選任」など30の案件が可決・承認・同意されました。今月号では、定例会初日に行われた荒川町長と畑澤教育長の施政説明を抜粋して紹介します。
■町長施政説明
2月25日の町長就任後、初めての議会定例会にあたりまして議会議員の皆さまをはじめ町民の皆さまにごあいさつ申し上げます。
2月16日執行の町長選挙では、町民の皆さまから信託を賜り五城目町の新たな舵取りという重責を担うことになりました。誠に光栄であるとともに課題山積の町政を担うことの責務の大きさに身の引き締まる思いであります。この度の選挙結果を踏まえつつ、一層気を引き締めて進めてまいります。
人口減少、少子高齢化の進行に伴う社会的・経済的な影響など本町における課題は山積しています。そしてご存じのように令和4年、5年と2年連続して甚大な大雨被害に見舞われ我が町はまだ復興道半ばです。これからのまちづくりを進める上で、まずは災害に強い町でなくてはなりません。水害を防ぐ上で、町ができることと河川管理者である県がすべき仕事がありますが、改善に向かうよう全力を尽くします。
それから、人と人、人と町のつながりを強くする仕組みづくりを進めます。子どもを産み育てやすい環境づくりと、もうかる農林業にすべき施策について、先進地の例も参考にしながら進めてまいります。また町に点在する宝に光を当てて、地域の魅力ブランド力を上げることにより、住みよい町、住んでみたい町、人と企業に選んでいただける町、を目指します。
なお、副町長につきましては、令和5年11月に就任し、渡邉前町長の下で大雨災害の復興に尽力されてきた澤田石副町長に引き続き職務を遂行していただくこととします。
まちづくりを進める上での主役は、町に住む方々お一人お一人です。その方々の代表である議員の皆さまからのご提言にも真摯に向き合い、「為せば成る為さねば成らぬ何事も」の精神で、根底から強い町になるよう身を粉にして努めてまいります。力を結集し五城目の底力を見せてやりましょう。議会議員の皆さまはじめ、町民の皆さまのご指導とご鞭撻(べんたつ)を心よりお願いいたします。
◇役場庁舎内のデジタル化を推進
昨年10月に就任された橋本デジタル専門監からは、業務で使用するシステムやパソコン、ネットワークについて調査していただき、IT機器の調達方針などについて助言をいただいているところです。
令和7年度につきましては、役場業務マニュアルの作成やアナログ規制の点検など、デジタル化をさらに進めるために、デジタル専門監を3名任用する予定としております。
◇地域防災計画を改定します
2月27日に、計画改訂の概要について住民説明会を開催し、今後は計画素案を公表した上で、広く町民の皆さまよりご意見をいただきます。その後、ご意見を踏まえた上で最終案を作成し、5月上旬の町防災会議において計画改訂について審議していただく予定としております。
◇岩手県の林野火災に職員を派遣
岩手県大船渡市で発生した林野火災につきまして、町消防本部に対し、緊急消防援助隊を派遣するよう指示をしております。2月26日には消防車両2台、隊員6名が出動し、その後も継続して交代要員を派遣しております。
◇地域計画の策定を進めています
町では、将来の農地利用の姿を明確化する地域計画の策定を進めており、令和6年度末までに地域計画を策定する予定としております。
計画につきましては、令和7年度以降も各地域の農業者の皆さまとの話し合いの場を設けて、見直しを行い更新してまいります。
◇11月に全国朝市サミットが開催予定
朝市振興委員会では、11月に全国朝市サミットを開催することとしており、町といたしましても、サミット開催を支援してまいります。また、「朝市活性化支援員」を新たに配置し、出店者の掘り起こしを急ぎます。
◇除雪作業の費用を増額補正
昨年12月8日から実施している除雪作業は、年末年始の寒波により断続的な降雪があったことから、1月27日に5,000万円を増額する専決処分を行い、2月18日から20日にかけての大雪により2月26日に3,000万円を増額する専決処分を行いました。これにより、除雪委託料の総額は1億8,000万円となります。
■教育長施政説明
◇「わかすぎくらぶ」を一時休止
小学校4年生から6年生までを受け入れている学習支援事業「わかすぎくらぶ」については、応募要件に合う支援員の応募がないことから、一時休止といたします。
◇伝統芸能の継承に努めます
全町盆踊り大会は昨年6年ぶりの開催となりましたが、小・中学生などの参加もあり、盛会裏に終了することができました。令和7年も実行委員会を中心に先祖の供養と伝統芸能を継承する交流の場となるよう計画を進めて参ります。
また、小・中学生を対象に番楽教室への参加を呼びかけるなど、番楽の保存に努め、伝統芸能の継承に努めてまいります。
■可決・承認・同意された主な議案
◇寿条例の一部改正 長寿祝い金は、満100歳の方に限定して10万円を支給することとしました。
※満90歳の方に対しては、誕生日に長寿祝品(商品券1万円分)を贈呈します。
◇工事請負変更契約の締結
廣徳寺橋の災害復旧工事について、県内各地の災害復旧工事の影響により仮設資材搬入に遅れが生じているなどの理由で、工期を延長する変更契約を締結するものです。
◇監査委員の選任
現監査委員が6月13日の任期をもって退任することに伴い、新たに松橋嘉則氏(湯ノ又)を選任することに同意を得ました。
施政説明全文は町HPに掲載
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