くらし ≪特集≫認知症と共に歩み笑顔で支え合う(2)

◆家族で抱え込まないで
最近、こんなことがありませんか。
・いつも「あれがない」「これがない」と探している
・趣味などに興味を示さなくなり、無気力になった
・同じものを何度も買ってくる
・ささいなことで怒りっぽくなった

「家族の様子がおかしい」「認知症かもしれない」と思ったら、すぐに専門機関に相談することが重要です。まずは、かかりつけ医や地域包括支援センターに相談しましょう。
地域包括支援センターでは、社会福祉士・保健師・主任介護専門員などが認知症地域支援推進員として、介護や福祉、認知症に関する相談を行っています。気軽にご相談ください。

問合せ:
小高地域包括支援センター【電話】44-1700
鹿島地域包括支援センター【電話】46-4600
原町西地域包括支援センター【電話】25-3329
原町東地域包括支援センター【電話】24-3390

◆共に支え合う場 つながる人
認知症の人やその家族をはじめ社会の中で孤立しがちな人が集い、つながりを感じられる居場所や関わりがあります。

▽認知症サポーター
認知症について正しく理解し、本人と家族の応援者である「認知症サポーター」。これまで4,059人(令和7年3月時点)が認知症サポーター養成講座を受講しています。令和6年度からは、小中学生も対象に講座を開催しています。受講後には、「オレンジリング」をお渡しします。
今後の講座日程は、ご確認ください。

▽みなみそうまオレンジカフェ
認知症の人や家族、地域の人など、誰もが気軽に集まれる場所で、お茶を飲みながら交流、情報交換、専門家への相談などができ、認知症についての理解を深めることができます。認知症が心配、認知症に関心がある方など、どなたでも参加できます。
とき・ところ:
9月30日(火)原町区福祉会館
11月21日(金)鹿島保健センター
1月27日(火)原町区福祉会館
※全て13時30分~15時

▽チームオレンジ活動
認知症サポーターなどが中心となり、本人の思いや希望することに寄り添う支援(傾聴を中心とした関わり)を行っています。
これからも認知症の人や家族が住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らし続けられるよう、本人の視点を大切にした関わりや認知症の普及啓発を行っています。

▽認知症の人と家族の会
認知症の人や家族が集まり、自由に話をしながら、情報交換、介護の相談などを行っています。「一人だけじゃない」「仲間がいる」日々の悩みや困りごとなどを気軽に話し合える場です。相談会やつどい交流会、オレンジカフェ、街頭啓発を行っています。

問合せ認知症の人と家族の会
【電話】23-4519

▽南相馬市認知症と共に歩み笑顔で支え合うまち条例
市では、認知症を自分事として捉え、認知症を知り、備え、認知症と共に生きる意識を高め、認知症になっても、安心していきいきと笑顔で互いに支え合いながら暮らせる共生社会を目指すため、認知症条例を制定しました。
条例では、市の責務、市民・認知症の人などの役割、事業者・地域組織・関係機関の役割などを定めています。市民一人一人の日頃の備えと、認知症とともに歩むためにできることの取り組みをお願いします。

○第1回認知症セミナー(映画上映)
映画「オレンジ・ランプ」
とき:9月18日(木)13時30分~15時30分
ところ:サンライフ南相馬
実話をもとに描く、優しさに満ちた希望と再生の夫婦の物語(厚生労働省推薦)

○第2回認知症セミナー(講演)
講演「認知症と難聴について」
とき:10月1日(水)14時~15時30分
ところ:原町区福祉会館

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問合せ:長寿福祉課
【電話】24-5404