くらし 輝いている人を紹介します まちのキラリ

第55回全国中学校剣道大会出場
松浦 花奈さん

伊達市立梁川中学校剣道部に所属する笑顔がすてきな1年生。しかし“稽古をしない日はない”というほど剣道への情熱が強い。中学1年生で福島県中学校体育大会剣道競技大会において見事優勝し、全国大会への切符を掴んだその強さの秘訣とは…

◆5歳で始めた剣道
私が5歳のときに、兄と姉が剣道をやっていて、一緒に稽古に付いて行くうちに自然と自分も始めていました。剣道は打って決まったときや勝ったときなど、とにかく見ていてとても格好いいスポーツだと思います。
しかし、今まで約8年剣道をやってきましたが、楽しかったことばかりではありません。例えば、中学生になり、小学生のときの戦い方との違いに戸惑いました。小学生はとにかくたくさん打ってくるのに対し、中学生はあまり打たずに攻めてくることが多いんです。たくさん打ち込まれた方が戦いやすいので、初めは思うように試合で勝てなくて悔しかったです。

◆全国大会に出場してみて
まず、全国大会が決まったときはまさか1年生の私が全国に行けると思っていなかったのですごくうれしかったです。
いざ全国の舞台に立つと1試合目はリラックスして試合に臨むことができましたが、2試合目は試合が進んでいくにつれて少し緊張しました。全国レベルになると自分より強い相手がたくさんいましたが、それでも相手を誘って打ったりかわして打ったりすることが練習通りにできたのでよかったです。
もう少しで新人戦が始まります。県大会で優勝できたからといって次も勝てるわけではないので、油断せず、また優勝できるように練習をがんばりたいと思います。
私が憧れる吉田亜里紗(よしだありさ)先生(梁川中学校講師)は、遠くからでも面が打てる技術を持っています。私も先生のように全国でも通用する技を磨いていきたいです。

◆仲間・家族に感謝
自分がここまで強くなれたのは、一緒に練習してくれる仲間がいたからです。剣道は一人じゃ強くなれないので、これからも一緒にがんばっていきたいです。また、全国大会が宮崎県と遠かったにもかかわらず一緒に来てくれたお母さん、家から応援してくれた家族。みんなの支えがあったから練習の成果を発揮して戦うことができたのでとても感謝しています。これからも応援よろしくお願いします!

【Profile】まつうら かな
2012 年生まれ。梁川中学校1年生。5 歳のときに剣道と出会う。延長しても戦い続けられる体力が強み。剣道部は先輩・後輩という壁はあまりなく全員が“仲間”という認識で和気あいあいと練習をしている。勝負飯は“お母さんが作るおにぎり”。

【第55 回全国中学校剣道大会】
本大会は毎年8月に開催され、今年は宮崎県の「早水公園体育文化センター」で行われた(開催地は毎年異なる)。全国の強豪が一堂に会する大会。選手5人で戦う団体戦と個人戦がある。