- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県昭和村
- 広報紙名 : 広報しょうわ 令和7年10月号
●生涯学習講座「歴史・古文書講座」 8月23日
昭和村公民館で、令和7年度第1回歴史・古文書講座を開催しました。
講師に奥会津博物館の渡部康人さんをお迎えして、令和5年度に村へ寄贈された古文書「公私摘要」を用いて、当時の奥会津地方の様子などについて解説いただきました。
第1回では、戦国時代からの奥会津の政治状況や、江戸時代に幕府の蔵入地や幕末に会津藩の御役知になった経緯やそのことがどのように住民に周知されていたかを実際に古文書を見ながら、解説いただきました。
歴史・古文書講座は、10月11日(土)と11月8日(土)にも開催しますので、ぜひお気軽ご参加ください。
●生涯学習講座「陶芸教室」 8月23日
公民館で生涯学習講座「陶芸教室」を開催しました。講師に大芦三笑窯の菅野まりさんをお迎えして、成形までの工程を教えていただきました。
作りたい作品に合わせ、粘土を平らに伸ばす板づくりやろくろを使った玉づくりで形良く成形し、花柄の布を押して模様を入れたり、絵を書き入れたり自由に飾りをつけ、最後に釉薬の色とかけ方を決めました。窯出し後の作品の仕上がりをイメージしながら、完成した作品を手にするのを楽しみにしている様子でした。
●生涯学習講座「昭和学講座(地形・地層編)」 9月6日
第2回昭和学講座を開催しました。今回は、昭和村の地形・地層をテーマに、元県立博物館専門学芸員の竹谷陽二郎さんを講師にお迎えして、「昭和村の大地ジオツアー」と題し、村内各所をフィールドワークしながら、解説いただきました。村内には、確認できる最も古い地層として、1500万年~1900万年前の地層が存在し、その後時代ごとにどのように地層が変化してきたか実際に地層や岩石を参加者が観察しました。
講師からは、昭和村の周辺が遙か昔は海だったことや、地域を流れる野尻川は断層に沿って、流れを形成した可能性があるなど今の昭和村の成り立ちに関わる興味深いお話を伺え、参加者も熱心に聞きいっていました。
●少年教室「木工教室」 8月19日
みなみあいづ森と木の情報・活動ステーションきとねで、少年教室と放課後児童クラブ合同の「木工教室」を開催しました。講師にMOKKAウッドアドバイザー認定講師の渡部絵美さんをお迎えして、かんなくずを使った木工工作を教えていただきました。
星型に形取ったしっかり厚めのかんなくずの中に、緑・ピンク・黄に染めた薄いかんなくずを詰め、かすみ草のドライフラワーや木の実をボンドでバランス良く飾りつけ、かわいらしい星の壁掛けを作りました。また、かんなくずを詰め虫よけに効くアロマスプレーを吹きかけた、虫よけサシェも作りました。
普段は捨ててしまうかんなくずが素敵な作品に生まれ変わるエコな環境学習を楽しく体験できました。
●少年教室・生涯学習講座「夏の星空観察会」 8月29日
奥会津昭和の森キャンプ場で少年教室と生涯学習講座合同の「夏の星空観察会」を開催しました。講師に休暇村裏磐梯天文台の高梨光一さん(星のおじさま)をお迎えし、夏の夜空の星や星座について詳しくお話いただきました。
当日は旧暦の伝統的七夕の日にあたり、夏空が広がることが多い星を楽しむのに絶好の機会でした。始まって間もない頃は少し雲ががっていた空も次第に澄み渡り、織姫星(ベガ)・彦星(アルタイル)・はくちょう座(デネブ)を結んだ夏の大三角形、無数の星が美しく広がる天の川、赤く輝く星が特徴的なさそり座、珍しいいるか座・や座など、たくさんの星座が夜空にきらめきました。参加者は講師の説明に耳を傾けながら満天の星空を見上げ、神秘的な星座の輝きを楽しみました。また、教室の終盤に空に現れた土星を望遠鏡で観察し、くっきりとした輪で囲まれた姿も見ることができました。
●少年教室「防災教室」 9月6日
9月の防災月間にちなみ、栃木県防災館で少年教室「防災教室」を開催しました。
始めにDVDを見ながら、家・学校・屋外などで地震が発生した時のそれぞれの対応方法についてクイズ形式で学習しました。次に体験型の学習を行い、大雨・大風・地震・煙迷路の4つの災害の疑似体験を通して身をもって災害の危険性を感じ、防災への備えの大切さを実感しました。
また、暑い日の学習先にぴったりな、ひんやり涼しい大谷資料館へも足を延ばしました。圧倒されるような地下30mの巨大な採石場跡をガイドの方に説明いただきながら見学し、大谷石の歴史、採掘技術、秘密工場や貯蔵庫としての利用の歴史、さまざまな映画などの撮影場所の紹介等々、たくさんの興味深い話を知ることができました。
