くらし 特集 笠間市の未来をつくる(7)

■中心地区(友部駅~市役所周辺)まちづくりプロジェクト(令和7~11年度)
広域交通拠点をはじめ公共的機能が集積する本市の中心地区(友部駅から市役所周辺)においてソフトとハードの双方による都市機能とエリア価値の向上策を展開し、厳しい環境にある地方都市のモデルとなる「住みたくなる・働きたくなる・遊びにきたくなる笠間市」の実現を図ります。

▼3つの柱で進める再強化策の展開(令和7年度事業)
▽まちづくりの担い手の育成と確保
・まちなか活性化の推進(新規・国補助)
公民連携による空き店舗などを活用した創業人材育成事業を展開
・事業所誘致の強化(拡充)
区域内における従来の企業誘致に加え、営業所などの事業所誘致を展開

▽歩きたくなる環境の向上
・無電柱化の推進(継続/県・市)
茨城県と連携し、友部駅前県道、市役所前市道の無電柱化推進
・歩道の高質化の推進(拡充/市単独)
区域内における歩行空間の高質化を実施
・宅地創出促進補助事業(一部/市単独)
居住誘導地域等内の宅地創出を支援

▽ランドマーク拠点の創出
・公共施設等総合管理計画の改定(継続/市単独)
公共施設の適正配置を軸としたまちづくりの強化に向けた計画の改定
・空地の利活用等の推進(継続)
区域内における空地の利活用策を含めた拠点などの創出に向けた各種実験、研究の実施

■市民一人当たりに使われるお金…486,721円
※令和7年1月31日現在人口(住民基本台帳)72,485人
民生費:高齢者・障がい者・福祉対策・医療福祉など…193,247円
総務費:税金の賦課、戸籍や住民登録の経費、広報誌の発行など…60,886円
教育費:各小中学校や公民館・図書館の運営など…51,756円
公債費:市債の元金・利子の返済…43,790円
土木費:市道の整備・補修や公園管理など…40,731円
衛生費:予防接種や各種検診、ごみ処理事業など…36,938円
消防費:消防団や防災施設の整備など…19,293円
農林水産業費:農林業振興支援や農地の基盤整備など…14,106円
諸支出金:病院・水道事業への補助など…13,894円
商工費:商工業支援や観光施設管理など…7,961円
議会費:議会の運営など…3,705円
その他:予備費など…414円

■その他の主な重要事務事業
▽強靭なライフラインの整備事業(新規・拡充)
市の水道事業は、事業開始から約50年が経過し、水道施設の老朽化が進んでいます。
市民の生活を支え健康と安全を守るため、また、大地震などの災害時にも対応できる強靭なライフライン(水道施設)の整備は不可欠です。
このため、広域連携(経営の一体化)などの推進によるスケールメリットの創出、また、老朽化した水道管の更新事業など、持続可能な水道整備や経営の合理化を図り、市民生活を支える強靭なライフラインの整備を推進します。
・水道事業広域連携等推進事業(新規/国補助)
経営基盤強化のため、また、将来にわたり安心・安全な水道サービスを持続可能なものとするため、水道施設の効率的運用、経営面でのスケールメリットの創出、人材の確保などを可能とする茨城県企業局との広域連携を推進します。
・老朽管更新事業(AI管路劣化診断)(拡充/市単独)
・水道事業等包括業務委託事業(継続/市単独)
水道施設の維持管理、給水工事の申請受付および検査、水道料金の徴収業務などを民間事業者に包括的に委託します。
・旭町中継場建設事業(継続/市単独)
水道水の原水となる地下水(井戸)を1か所に集約し管理を一元化します。