- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県八千代町
- 広報紙名 : 広報やちよ 11月号(令和7年度)
▽町の太陽光発電設備について
大久保 敏夫(おおくぼ としお)議員
[質問1]
当町における太陽光発電設備の設置状況ですが、町内では何ヶ所に設置されているのか、全体面積を教えて下さい。
町民くらしの部長:町で把握している届出件数は令和6年度末時点で35件です。合計面積は21万5825平方メートルです。令和7年度については、現在までに5件申請がありました。
[質問2]
太陽光パネル設置による利害関係はありますか。
町長:太陽光パネルの設置により、農村としての景観が損なわれることや周辺では気温上昇等の環境面への影響はありますが、利害関係はありません。
[質問3]
太陽光発電設備の設置届出があった35件の地目は何ですか。
町民くらしの部長:地目の内訳は、合計面積21万5825平方メートルのうち、山林が18万7926平方メートル、農地が1万5359平方メートル、雑種地が4744平方メートル、宅地が3597平方メートル、原野が4199平方メートルです。
[質問4]
固定資産税の課税上の地目は何ですか。
町民くらしの部長:固定資産税は雑種地で課税しています。
[質問5]
宅地が雑種地扱いになるのは正しいのですか。町では全て雑種地で課税しているのですか。
町民くらしの部長:現況を確認した上で、課税しております。太陽光設備のある土地は、基本的に雑種地として課税しています。
町長:太陽光設備を宅地の一部に設置した場合は、宅地のままです。筆を一体として使う場合、登記上は宅地、雑種地、山林などが混在しますが、本来は用途変更に合わせて登記変更すべきです。農地を含む場合は農業委員会の許可がないと変更できません。
[質問6]
全て農業委員会に転用許可の申請がされていますか。
農業委員会事務局長:農地を太陽光発電にする場合は、転用許可が必要となりますので、その手続きは得ていると認識しています。
▽通学路の安全対策について
生井 和巳(なまい かずみ)議員
[質問1]
県道若境線の和歌橋から若十字路間は、通勤通学時間帯に大型車の通行が多く大変危険です。道幅も狭い上に歩道もなく、歩行者は側溝の上を通行しているのが現状です。一部整備が進みましたが、和歌橋から若十字路間は未整備です。この区間は、八千代中央土地区画整理事業の第2工区に含まれ、家屋移転等の難しい問題もありますが、今後の予定について伺います。
教育部長:通学路の安全対策につきましては、各学校の危険箇所調査を基に関係機関が合同で現地調査をし、その後「通学路安全推進会議」で対策を協議、検討しています。県道若境線和歌橋から若十字路間は危険な箇所として、かねてより検討している通学路です。引き続き、町関係課及び常総工事事務所と連携して、通学路の安全確保に努めていきたいと考えています。
産業建設部長:県道若境線和歌橋については、平成25年度に側道橋が整備されました。そこから西側については、八千代中央土地区画整理事業において整備する区間です。同路線は、両側に歩道が設置された幅員12mの道路になる予定です。
今後、調整池の整備や家屋移転等に期間を要しますが、早期整備となるよう事業の推進に努めているところです。
[質問2]
・県道高崎坂東線の整備について
この県道の粟野S字カーブは、町内の通学路で最も危険とされる通学路です。S字カーブの改善を求めて30年以上前から訴えてきましたが、今般地元説明会が開かれ、令和7年度に測量を行い、設計図を作成するとの説明がありました。今後、道路の幅員や歩道の設置等の完成の目途を伺います。
産業建設部長:令和7年7月24日に茨城県主催の地元説明会が開催され、両側に歩道が設置された幅員12mの道路に整備される計画で、令和7年度中に測量を実施するとの説明がありました。令和8年度には設計や用地測量、地権者を対象とした地元説明会が実施される予定です。完成には数年かかりますが、町も積極的に協力し、少しでも早く完成されるよう努めてまいります。
