- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県利根町
- 広報紙名 : 広報とね 2025年8月号 No.737
■活路は、会話からうまれる!
オレンジカフェに初めて参加されるご姉弟が少し不安そうな表情で席に着かれました。自己紹介の際に、お母様のことで少しでも改善策があれば…との言葉が聞かれました。開催している身からすれば、大変な勇気を出して参加していただいたことがとても嬉しかったです。
認知症の情報が社会に広がり、関心を持つ方も増えてきていますが、実際に身内の方が認知症となり普段の生活に支障が出てきたら、どうして良いか分からずパニックになって当然です。不安や悩みを吐き出すことを我慢してしまう方も多いですが、気持ちを誰かに聞いてもらうことはとても大切なことです。相談することで気持ちが楽になり、解決策がすぐに見つからなくても一緒に考え認知症の知識を得ることで生活がしやすくなることも。不思議なことですが、家族の心が安定すると認知症当事者の病気の進行が進みにくくなると言われています。ご相談に来られたご姉弟も、お帰りになるころには少し和らいだ表情で会場を後にされました。笑顔は一番のお薬です。
■私たちはここにいます!
認知症地域支援推進員配置施設
・利根町地域包括支援センター【電話】68-2211
・利根町保健福祉センター【電話】68-8291
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