- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県利根町
- 広報紙名 : 広報とね 2025年9月号 No.738
今回は、「特定外来生物」のお話です。
「特定外来生物」とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害をおよぼすもの、またはおよぼすおそれがあるものの中から指定されます。指定された生物の取り扱いについては、輸入、放出、飼養や、譲渡しなどの禁止といった、厳しい規制がかかります。特定外来生物の規制は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。
外来種は人間生活と密接にかかわりを持っていることが多く、その問題は日常生活に密着しているため、適切な対応が求められています。外来種に関わる際には、この3原則を理解し、ご協力をお願いします。
■外来種被害予防3原則
入れない…悪影響をおよぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
捨てない…飼っている外来生物を野外に捨てない
拡げない…外来生物を生きたまま別の地域に持ち出さない
■利根町で問い合わせの多い植物
・オオキンケイギク(特定外来植物)
花弁(舌状花)の色は黄橙色、花の中央部(管状花)も同じ色をしていて、5月から7月にかけて花を咲かせます。
・アメリカオニアザミ(生態系被害防止外来種)
葉っぱがギザギザで、固く鋭いトゲがあるのが特徴、開花時期は7~10月で、紅紫色や薄紅色の花を咲かせます。枯れた後でも鋭いトゲがあるため注意が必要です。
・ナガミヒナゲシ(外来種)
茎の高さが20~60cmくらいに成長し、4月~6月頃に道端や空き地などで3~6cm程の薄いオレンジ色の花を咲かせます。
※駆除方法については町公式ホームページをご参照ください