- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年8月号
■「調べたらきっと面白い」
皆さんは何に関心があるでしょうか?世の中にはいろいろなトピックがありますよね。
今年も6月に、各国における男女間の格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」が公表されました。「ジェンダー・ギャップ指数」とは、世界経済フォーラムが毎年公表しているもので、経済、教育、政治、健康の4分野の指標から構成された男女格差を測る指数です。日本の「ジェンダー・ギャップ指数」は、今年も148か国中118位と低迷していますが、その理由の一つには、政治分野における女性の比率が低いことが挙げられます。
そこで、朝霞市での男女平等はどのような状況にあるのかと興味がわき、少し調べてみました。直近の改選時における朝霞市の市議会議員に占める女性議員の割合は、33.3%で、埼玉県議会と比較して17.2ポイント上回っています。
また、朝霞市では、男女平等社会の実現をめざすため、第2次朝霞市男女平等推進行動計画の指標の一つに「市職員の女性管理職員の割合」が掲げられていました。その目標値は、令和8年4月に25%と設定されていますが、令和7年4月の実績は23.2%という状況でした。市ホームページでは、男女平等推進に関するさまざまな市の取り組みが年次報告書という形で掲載され、市の現状を知ることができるようです。
また、国では、女性支援新法として、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が令和4年に成立して、令和6年から施行されています。この法律では、「民間団体との協働」が明記されています。このような民間団体を支えているのも市民活動だと思います。やっぱり、市民が関心を持って支えていく必要がある、ということですね。
この他にも、ジェンダー問題など、多種多様な事柄について、さまざまな意見が世間に広がっています。人それぞれ大事にしていることは違います。多様な意見は、SNSをきっかけに広まっていったのではないかと私は考えています。関心があれば、インターネット上で検索して調べることは簡単ですが、その情報をうのみにして安易に拡散しないようにしなければなりません。信頼できる情報源で情報の真偽を確かめて冷静に行動する必要があるかもしれませんね。
いろいろお話ししましたが、ジェンダーの問題について関心を持って、もっと調べてみたらきっと面白いだろうと思います。図書館の本や資料を使ったりして、「ちょっと知らべてみよう」という時間があっても良いかもしれませんね。
※このコラムは、「男女平等推進事業企画・運営協力員」と協働で、日々の生活の中で感じている「男女平等」について、執筆しています。
問合せ:それいゆぷらざ(女性センター)
【電話】463-2697