くらし インフォメーション-集落支援員からのお知らせ-

集落支援員(地域交流支援員) 本 奈代子
■おがの・地域ネットワーク:小森川蛍流会との交流会
国民宿舎下の川のひろばには、6月12日から7月25日頃までホタルが飛翔し、1,300人以上が来場しました。毎年、遠方から訪れるリピーターも多いそうです。
7月19日には、そのひろばを20年にわたり整備してきた小森川蛍流会との交流会を開催。あじさい公園記念植樹会、尾ノ内渓谷氷柱実行委員会、上長留しだれ桜保存会、上郷健交サロン、両神山麓花とみどりを育てる会、おがの発・みんなの学校、国民宿舎支配人、明治大学商学部中川ゼミナール生と、計27人が参加しました。
河原の小石を拾ったあと、カフェギャラリー杏仁に移動し、当会のこれまでの苦労ややりがいを聞くとともに『ここまで積み上げた活動をこの先の持続をどうするか』をテーマにディスカッションしました。
「活動や成果を可視化し広い視点に立つべき」「個別で行うのではなく、団体間や観光事業者、行政や地域商社とも連携できるのではないか」「提供している価値を深堀りする必要があるのではないか」など建設的な意見が途切れることなく、活気ある場となりました。小森川蛍流会さん、ありがとうございました。

■明治大学商学部中川ゼミナール生の活動への協力お願い
おがの地域ネットワークとの交流会や上二丁目のお祭りにも参加している中川ゼミ生ですが、これまで、教育、キャンプ、植樹、農場の4班に分かれて2、3年生が活動してきました。並行して、新たな取り組みも始めていますのでご紹介させてください。

◇明治大学生のコメント(明治大学中川ゼミナールゼミ長・小松周平)
平素より、小鹿野PJの活動に温かいご理解とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
私たち明治大学中川ゼミナールは、「学習地域社会の創造」をコンセプトに、地域の皆さまとともに小鹿野町の未来について考える活動に取り組んでいます。
小鹿野PJの班活動は継続しつつ、このたび、ゼミ全体で小鹿野町立図書館ボランティアとして、図書館が進める文化資料整理活動のお手伝いさせていただくこととなりました。具体的には、町に受け継がれてきた文化や暮らしの記録を適切に保存するため、図書館に所蔵されている未整理の1960~70年代のお祭りや芸能、日常の風景が収められたフィルム写真を、担当の方の指導のもとで年代順に整理しています。
一方で、中川ゼミが主体となり、「地域資料の収集・整理による地域履歴の復原の試み」をテーマに、整理された資料をきっかけに地域の方々と交流し、文化や暮らしについて学び合う場づくりも計画しています。今年度は、芸能や行事に関する文化的背景を学びながら、「記録をどう継承し、活用していくか」という視点からも研究を進めます。
小鹿野町の方々が大切に育んできた文化と記憶を、私たちの視点から見つめ直し、皆さまとともに考え、未来に向けて共有していけたらと願っています。今後、ワークショップや地域訪問を通じた活動も予定していますので、引き続きのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。