くらし 水害ハザードマップと一緒にチェック!マイ・タイムラインで備える風水害(2)

◆マイ・タイムラインを作ってみましょう!
備考1:状況により、以下のタイムライン(防災行動計画)と実際の流れは異なる場合があります。

◇ケース1 荒川が氾濫するおそれがあるとき(江東5区が共同で広域避難を呼び掛ける場合)
(台風接近3日前)
江東5区が共同で対応を検討
検討の開始を区HP等でお知らせ
・すぐに避難できるよう、広域避難の準備を開始
・広域避難…江東5区外の浸水しない地域へ避難すること
・縁故避難(上記手順2参照)ができるか事前に確認しておく!
私の計画例…「自主的広域避難情報」の発表に備えて、事前に準備しておきましょう。
もしものときは、江東5区外の浸水しないエリア(難しい場合は 区外・自宅)の○○に避難する
(例)〇×県の親戚の家、〇×区の祖母の家 等

「自主的広域避難情報」が発表されなければこちらへ
※詳細は本紙をご覧ください。

(台風接近3日から1日前まで)
自主的広域避難情報が発表されたら…
・できるだけ早く、江東5区外の安全な場所に避難

私の計画例…避難手段は、徒歩、公共交通機関、車または○○
一緒に行動する(連れていく)人は、○○

(台風接近1日前)
広域避難指示(公共交通機関の計画運休前に発令予定)が発令されたら…
・直ちに江東5区外の安全な場所に避難

私の計画例…公共交通機関が使えない場合は、○○へ○○で移動する
(例)自宅から歩いて浸水エリア外の〇×に避難する 等

(台風接近直前)ここまでに広域避難!

(台風最接近)
域内垂直避難(緊急)
・広域避難ができなかった場合は、直ちに浸水想定より高い場所(最寄りの建物、自宅の居室)に避難
私の計画例…広域避難が困難な場合は、自宅または○○の○○に避難する
(例)自宅の2階の寝室、自宅の向かいにある〇×ビルの上層階 等

(台風通過後)
台風が通過した後も、しばらくの間は危険が続く可能性があります!まだ安心しないで!

◇ケース2 荒川が氾濫するおそれは低いが暴風や大雨が想定されるとき(広域避難を呼び掛けない場合)
(台風接近)
台風や大雨の前に限らず、日頃から備えておきましょう。
・水害ハザードマップで、浸水時の水位を再確認 [ハザードマップ12ページから17ページまで]
・情報の入手方法を再確認[ハザードマップ24ページから25ページまで]
・避難する際の持ち物や自宅の備蓄を確認
・日常からできる備蓄は区HPを参照
・土のうを準備
土のうステーションの設置場所は区HPを参照
・家の周りを点検
飛ばされやすいものは屋内に入れるか、しっかり固定
・最寄りの避難所を確認
[ハザードマップ23ページ]水害時避難所一覧で所在地を事前に確認
私の計画例…上記のほかに、事前準備が必要なことを整理しておきましょう。
(例)近所に住む祖父母に連絡を入れておく、食料備蓄品のレトルト食品を買い足しておく 等

(台風接近1日から半日前まで)
高齢者等避難(警戒レベル3)が発令されたら…
・避難に時間が掛かる方(高齢者や障害のある方など)は、早めに避難
・それ以外の方は、非常持ち出し品の準備を本格開始
私の計画例…(誰が)○○は、(浸水する可能性が低い場所)○○に避難する
(例)祖父母は○×小学校に避難する、車を安全な場所に移動させる 等

(台風接近半日から数時間前まで)
避難指示(警戒レベル4)が発令されたら…
・全員、直ちに浸水想定より高い場所(最寄りの建物、自宅の居室、移動が可能なら避難所)に避難
緊急安全確保(警戒レベル5)の発令を待ってはいけません!
私の計画例…自宅または○○付近の○○に避難する
(例)最寄りの避難所の○×小学校、自宅の向かいにある○×ビルの上層階 等

(台風通過後)
台風が通過した後も、しばらくの間は危険が続く可能性があります!まだ安心しないで!

◆台風の通過後も要注意!
河川の上流で降った雨は、時間差で下流に流れてきます。つまり…
雨がやんだ後や台風の通過後も、河川は氾濫する危険があります!

令和元年東日本台風(台風19号)では…
台風が最接近したのは当日夜9時でしたが、荒川が最高水位に達したのは、翌朝10時でした。

◆命と地域を守る“つながる防災”!
大規模な風水害等が発生した際には、区や消防、警察などによる救助・支援活動に時間が掛かる可能性があります。そのため、自分や家族の状況を踏まえて、避難先や避難のタイミングを考えることが重要です。
特に、高齢者や障害のある方、乳幼児がいる家庭など、配慮が必要な方(要配慮者)は、「どこに、いつ、誰と避難するか」を事前に確認しておきましょう。身近な支援者や近所の方に相談することも安心につながります。
災害時には、地域のつながりによる“共助”が大きな力になります。普段から近所の方とのコミュニケーションを大切にし、お互いに助け合える関係を築いて、災害に強い地域づくりをめざしましょう。

◆防災用品のあっせん
災害発生後の生活に備えた保存用食料・飲料水等の防災用品をあっせんしています。自宅の備蓄品の補充にご活用ください。詳細は区HPをご覧ください。

問合せ:防災課防災係 
【電話】03-5608-6206