くらし 防災力アップ チェックリスト

災害はいつ、どこで起こるかわかりません。だからこそ、日常的な備えが私たちの命を守ります。「防災力アップチェックリスト」で、今すぐできる防災対策を始めましょう。あなたの家庭はどれだけ備えていますか?

■防災情報取得ツールを準備する
被害状況や避難所の開設等、災害時に発表される情報を得ることは非常に重要です。下記コードより事前にダウンロードして、災害時の情報収集にお役立てください。

○防災情報を取得する方法
・東村山防災navi
・市ホームページ
・市公式X(旧Twitter)
・防災行政無線の放送
・放送内容の電話応答システム(【電話】042-393-3631/【電話】050-5865-1572)
・防災行政無線メール等
・テレビ等
※市公式X、防災行政無線メールの二次元コードは本紙参照

○東村山防災naviとは
平常時には…防災に関する情報や、防災関係施設の場所を確認できます。
災害時には…周囲の被害情報や市内の災害情報を手に入れられます。

右記コードからダウンロード
※App Store、Google Play各二次元コードは本紙参照

■備蓄用品をそろえる
○備蓄品の目安は7日分
すぐに持ち出すことのできる「非常用持ち出し袋」と、自宅で保管する「家庭内備蓄」の2つに分けるようにし、優先度の高いものを確実に持ち出せるようにしましょう。

・東京備蓄ナビ
家族構成等を入力すると、各家庭にあった備蓄品の種類や数量を確認できます。

○ローリングストック
普段の食品や生活用品を少し多めに買い置きし、賞味期限や使用期限の近いものから消費し、消費した分を新たに買い足すことで、常に一定量の備蓄を行いましょう。

■在宅避難ができるか考える
災害が発生した場合、避難所ではなく住み慣れた自宅で生活する「在宅避難」をお考え下さい。

・家屋や基礎部分にひびや亀裂、傾き等の被害がない
・隣の家屋が倒壊したり、火災等の危険が迫っていない
・自宅に備蓄品がある
・自宅周辺に避難指示が出ていない
⇒すべてに該当する家は在宅避難できます!

在宅避難は、共同生活のストレスが少ない、プライバシーの確保ができる、ペットと共に過ごせる等のメリットがあります。安全に在宅避難をするためには、環境づくりも大切です。
家具の転倒防止対策については、本紙6面記事「地震に備え家具転対策しましょう」を参照ください。

■避難所運営連絡会に参加してみる
避難所運営連絡会をご存じですか。市内22か所の避難所では年に数回、大規模災害に備え、学校・地域・行政が連携して避難所運営連絡会を開催しています。避難所の円滑な開設・運営に向けた訓練や話し合いを実施しており、どなたでも参加できます。災害への対応は地域の皆さんの力が必要です。ぜひご参加ください。

「応急給水栓」を開栓して飲み水を確保するための訓練を行っている様子です。
万が一のときに必要な行動を日頃から地域の皆さんとチェックします!
※写真は本紙参照

○どこに避難する?
市内には避難所、いっとき集合場所、二次避難所、広域避難場所があります。それぞれの役割と位置を右記コードから確認しておきましょう。
※二次元コードは本紙参照

■災害時のトイレ事情に注意する
水洗トイレが使えないことを想定して日頃からトイレの準備をしておきましょう。

○携帯トイレ
断水や排水管などの損傷により水洗トイレが使えない場合に便器に取り付けたり、車の中でも使えます。袋の中に排泄し、凝固剤等で排泄物の水分を安定させ、使用するごとに袋をしばります。廃棄ゴミの回収までに数日かかることもあります。携帯トイレには消臭効果があるタイプもあります。

○簡易トイレ
水洗トイレが使えない場合、段ボール等を組み立てて使用します。携帯トイレと同じように排泄物は吸収シートや凝固剤で安定させるとよいです。簡易型で持ち運びできるため、車の中やテント、あるいはパーテーションで仕切ればどこでも使えます。

○備蓄の目安
1日の排泄回数(平均5回)×人数×7日(1週間分備蓄する場合)

皆さんの備蓄数がどれくらいになるのか一度計算してみましょう。

■ペットを連れての避難に備える
ペットの避難生活を巡るトラブルを防ぐために、日頃から準備をしておきましょう。

○しつけ
避難所では、生活を送る共同スペースにペットを入れることができません。トイレのしつけ、バッグやケージに慣らしておく、人や動物に攻撃的にならないようにするなど、日頃のしつけが大事になります。

○ペット用品
避難所にペット用の食べ物等の備蓄はありません。ペットフード、水、常備薬、トイレ用品、お気に入りのおもちゃ、ケージ等、避難の際にはペット用品を忘れずに用意しましょう。

○ペットの健康管理と身元表示
ワクチン接種や寄生虫の予防・駆除など、日頃からの健康管理には十分気を付けましょう。また、迷子札やマイクロチップ等で身元表示をしたり、ペットの写真を用意しておくことも大切です。

○その他
避難所や自宅以外の預け先を探しておきましょう。

問合せ:防災防犯課