- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県川崎市
- 広報紙名 : かわさき市政だより 2025(令和7)年4月1日号
皆さんが笑顔のまま、安全に、安心して川崎で暮らしていけるように、市は7年度もあらゆる取り組みを進めていきます。今号では、5年度かわさき市民アンケート「市政の仕事で今後特に力を入れてほしいこと」への回答に関連する事業や、市民の皆さんの生活に身近な内容を中心に、今年度、市が重点的に取り組む施策を紹介していきます。
■5年度かわさき市民アンケート
◇「市政の仕事で今後特に力を入れてほしいこと」の上位項目
「防犯対策」「病院、診療所の整備や救急医療体制の整備」「子どものための施策」「道路、公園、広場の美化・維持管理や自然・緑の保全」
市政だよりの掲載記事には、7年度予算の執行を伴う事業など、市議会の議決により確定するものも含まれます。
7年度の予算の詳細は市ホームページで
■災害、暑熱、犯罪などから大切な命を守るために
◇災害時こそ、きれいなトイレ環境で快適に
災害時のトイレ対策を強化します
・携帯トイレの備蓄(1億3,695万円)
避難所や市立学校などで、2日間分の備蓄を確保できるように、約95万枚の携帯トイレを整備します。
・マンホールトイレの整備に向けた検討(9,104万円)
全ての避難所にマンホールトイレを設置するために、調査を進めます。
なぜマンホールトイレが必要?
・地震に強い設備
・排泄(はいせつ)物を下水管に流すので、においが少なく衛生的
◇暑すぎる夏や災害時に備えて
体育館の空調設備の整備に着手します(2億9,170万円)
全ての市立学校の体育館へ早期に空調設備が整備できるよう、調査などを進めていきます。
◇闇バイト、詐欺…犯罪を防ぐため
防犯カメラの設置を推進します(1億757万円)
防犯対策を強化するため、町内会・自治会や商店街への防犯カメラ設置の支援をします。
・補助金
防犯カメラを設置するための補助上限額(町内会・自治会)や補助率(商店街)を引き上げ、補助金の交付台数や交付団体数を増やします。
◇いつでも救命活動が可能に
AEDを市内コンビニへ設置します(889万円)
AEDとは心臓の状態を判断し、必要に応じて強い電流を流して心臓に電気ショックを与えることで、心臓の状態を正常に戻すための医療機器です。
現在、市が設置しているAEDの多くは、学校、福祉施設、スポーツ施設などの施設内にあり、施設がしまった後や夜間に使えません。
AEDを市内の24時間営業のコンビニエンスストア約240店舗に設置することで、時間を問わず、緊急時の救命活動が可能になります。
◇安心してサービスを受けられるように
福祉人材の確保・定着を目指します(3億1,550万円)
・経済的支援
新規で雇用された市内在住の看護職員、介護支援専門員、理学療法士などに対し、家賃の一部を助成します。また、介護支援専門員の資格更新に必要な受講料を全額補助します。
・カスタマーハラスメント(顧客などからの著しい迷惑行為)の相談窓口の設置
事業所に勤務している人を対象として相談窓口を設置する他、法律相談や研修を実施します。
◇6月から受付開始~療養と社会生活の両立を支援するために
医療用ウィッグなどの購入費用を助成します(2,513万円)
病気やその治療で外見が変わった人を対象に助成します。がんだけでなく、先天性、事故、がん以外の病気の人も対象とします。
先天性、事故、がん以外の病気の人への助成は、政令指定都市では初の取り組み
対象品目(4月以降に購入したものが対象):医療用ウィッグなど
助成額:30,000円または購入・レンタル費用の合計金額のうち低い金額(レンタル費用への助成は、政令指定都市では初の取り組み)
対象品目(4月以降に購入したものが対象):胸部補整具・エピテーゼ
助成額:30,000円または購入・レンタル費用の合計金額のうち低い金額(レンタル費用への助成は、政令指定都市では初の取り組み)
◇若者がもっと集まりにぎわうまちに
若者文化を発信します(1億9,153万円)
日常的にバスケットボール、ダンス、ダブルダッチなどができる「カワサキ文化会館」を移設する他、イベントや体験会などを行い、若者文化を発信していきます。