くらし 【特集】7年度 生命(いのち)を守る安全・安心予算(2)

■安心して子どもを産み育てられるように
◇7月から拡充~妊娠期の経済的な負担が軽くなるように
妊婦健診の公費負担を増やします(16億5,210万円)
妊婦健診の公費負担を増額します。また、妊婦健診の情報などを相談支援や保健指導に活用するため、補助の方法を補助券から受診券へ変更します。

・公費負担
6月末まで:89,000円
7月から:135,000円(+46,000円)

・方法
6月末まで:補助券(金額のみ)
7月から:受診券(金額と検査項目)

・補助券を持っている人への対応
4月以降に補助券を使用して受診した妊婦健診費用の自己負担については、46,000円を上限に助成します(要申請)

◇医療的ケア児・者とその家族を支援するために
レスパイト先を拡充します(1億8,890万円)
医療的ケア児・者の家族が一時的にケアから離れるためのサポートである「レスパイト」のニーズが増加していることを踏まえ、短期入所などのレスパイト先を拡充し、多くの人を受け入れられるよう、地域の体制を整えます。

◇妊娠出産~子育て期の生活が便利に
手続きなどのデジタル化を進めます
・かわさき子育てアプリのリニューアルなど(3,022万円)
・乳幼児健診のDX化など(1億8,133万円)
これまで区役所の窓口などで行う必要があった手続きなどが、かわさき子育てアプリから簡単に行えるようになります。

新たにアプリでできるようになること(一例)
申請・届け出:妊娠届、出生連絡票、妊婦支援給付金の申請
乳幼児健診(集団健診)の手続き:予約変更、問診票の提出、健診結果の確認
申し込み:区役所・地域子育て支援センターなどが実施する講座やイベントの申し込み

他にも、電子母子健康手帳の機能も追加されます

・一時保育システムの導入など(2億3,093万円)
一時保育の空き状況の確認や予約をスマホから行えるようになります。

◇みどりでつながるまちになるように
みどりを通じたコミュニティーを育みます
・全国都市緑化かわさきフェアを契機とした取り組みの継続・発展(5,810万円)
市立学校の子どもたちが育てた花を、地域の皆さんが公園などに植え付ける「花づくり・花かざり」などの取り組みを継続します。

◇環境にも家計にもやさしい暮らし方を
太陽光パネルなどの設置を支援します
・太陽光発電設備等設置費補助金(8億円)
市民を対象とした、太陽光発電設備・蓄電池などの設置に対する補助件数を増やします。

6年度:補助件数 約400件
7年度:補助件数 約3,300件
太陽光発電設備と蓄電池を一緒に設置すると、両方の補助金を申請できます。
太陽光発電は環境や家計にやさしく、災害時には非常用電源にもなります。

■一般会計
予算の規模:8,927億円(前年度に比べ215億円の増)
歳入の根幹である市税収入の確保に向けて取り組んだ結果、令和5年度の市税収入率は本市過去最高の99.5%を3年連続で達成し、4年連続で政令指定都市1位となっています。
今年度も市民の皆さんの負担の公平性と財源を確保するため、市税収入確保対策を推進していきます。

◇歳入の内訳
市税:4,048億円
国庫支出金:1,750億円
県支出金:451億円
市債:574億円
その他:2,104億円

必要な施策の推進のため、減債基金(市債償還のための基金)から92億円を借り入れています(減債基金からの借入額は、平成24年度から累計で766億円)

◇安定した市税収入を支えるグッドニュース~黒字法人が増加しています
市内の黒字法人数は平成26年~令和5年の10年間で約1.4倍に、中小企業(資本金1千万円未満の法人)に限定すると、約1.8倍になっており、元気な中小企業が増えています。

◇どんな使い方をするの?
一般会計の予算の使いみちを構成比で示しました
保健・医療・福祉の充実に:26.1%
子育ての支援に:18.2%
学校教育と生涯学習に:15.8%
道路・公園緑地・河川・下水道の整備と安全なまちづくりに:9.7%
行政運営に:5.0%
計画的なまちづくりに:3.7%
環境・リサイクルに:3.5%
地域経済の発展に:3.0%
その他:15.0%

問い合わせ:財政局財政課
【電話】044-200-2186【FAX】044-200-3904