くらし 【Zoom Up】10月は3R推進月間 今日からできるごみ減量

家庭から出る燃えるごみの中には、資源となる紙類や食品など、本来はごみにならないものも多く含まれています。ごみを減らすため、正しい分別や無駄のない買い物など、環境に優しい生活を心掛けましょう。

昨年度、市内から出たごみは約6万3千トン。そのうち76%は、家庭から出されました。ごみを焼却処分すると、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスが発生します。ごみを減らし、未来に豊かな環境を残すには、一人一人が問題意識を持ち、生活の中で工夫を重ねることが大切です。

◆小さな積み重ねが大きな効果に
家庭ごみの約66%は燃えるごみです(下グラフ参照)。減少傾向にあるものの、中にはプラスチック類やメモ用紙、菓子の箱、雑誌などの紙類で再利用できる資源がいまだに多く含まれています。紙類の資源化に向け、厚木南・厚木北・睦合北・緑ケ丘公民館に紙資源回収ボックスを新たに設置。収集日に限らず、気軽に持ち込みができるようになりました。
燃えるごみの約半数を占めるのが生ごみです。まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が多く含まれ、食べ残しのほか、未開封食品や傷んでしまった野菜や肉などの食材もあります。生ごみの減量には、使い切れる量の食材を買い、残さずに食べる「使い切り・食べ切り」に加え、捨てる前に水を絞る「水切り」も効果的です(下記参照)。

◆環境に優しい生活を
市では他にも、陳列棚の手前にある賞味期限が短い商品から取る「てまえどり」や、生ごみ処理機の購入費用の補助(下記参照)、市公式LINEを活用した分別検索などを推奨。皆さんの減量・分別を後押ししています。
10月は「3R推進月間」です。生活の中で必ず発生するごみは、私たちの日頃の取り組みで減らせます。まずはできることから取り組みませんか。

●3Rとは?
・Reduce(リデュース)…減らす
必要な分だけを買う、買ったものは長く使う

・Reuse(リユース)…繰り返し使う
詰め替え製品など使えるものは繰り返し使う

・Recycle(リサイクル)…再生利用
必要なくなった物を資源として使う

●市内から出たごみの量(2024年度)
市全体:6万3257トン

家庭系:4万7998トン

●ごみ減量に向けた取り組み
▽地域情報サイト運営会社ジモティーと協定を締結
利用者にとって不要でも、まだ使えそうな家具や家電などを、掲示板サイト「ジモティー」を活用し、譲渡・交換できる仕組みを紹介。リユースを推進し、持続可能な循環型社会を目指します。

▽3010運動(10月30日は食品ロス削減の日)
会食や宴会時での食べ残しを減らすため、最初の30分と最後の10分は自分の席で食事をする「3010運動」を推奨。市内60店舗の飲食店がこの活動に参加しています。右のステッカーが目印です。
※ステッカーは本紙をご覧ください。

●燃えるごみを減らす工夫を
▽きちんと分別
紙類やプラスチック製容器包装、木の枝、落ち葉、雑草は資源です。プラスチック製容器包装やペットボトルは、汚れを落として、正しく分別しましょう。

▽「使い切り」「食べ切り」「水切り」
食材は使い切れる量を購入し、料理は食べ切れる量を作りましょう。生ごみは、袋に入れる前の水切りを忘れずに。

問合せ:環境事業課
【電話】225-2793

■ごみ削減で環境に優しく 生ごみ処理機の購入費を補助
生ごみの排出量を減らすため、処理機の購入・設置費の一部を補助します。

▽家庭用
対象:市内在住で、居住地で適切に維持管理できる方
対象機器:4月1日~2026年2月28日に購入した家庭用ごみ処理機(ディスポーザー・中古品は除く)
補助額:上限2万円(本体価格の5分の4)
※1世帯2台まで
申込み:購入後3カ月以内に環境事業課や環境政策課、市HPにある申請書を、直接または郵送で〒243-8511環境事業課へ。(申請は26年2月28日まで)

▽事業者用
対象:市内に事業所のある事業者または市内で事業を営む個人
対象機器:1日に10キロ以上または設置工事を伴わない1日に2キロ以上の処理能力がある生ごみ処理機
補助額:上限200万円(設置費用の3分の2)
※1事業所1台まで
申込み:設置前に直接、環境事業課へ。

問合せ:環境事業課
【電話】225-2793