- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県関川村
- 広報紙名 : 広報せきかわ (2025年4月号)
◇魅力ある観光地づくり
道の駅せきかわは、新たに整備した大型遊具やキッチンカーなど、連日多くの人で賑わっています。村ではより魅力的な道の駅となるよう、民間の店舗の誘致を進めています。あわせて、現在遊休施設となっている旧アチェーロ店舗を解体し、駐車場として新たに整備する費用として5,000万円を計上しています。
また、大したもん蛇まつり実行委員会への補助金として700万円を計上。蛇年である今年度は、年明けから各集落に製作いただいた新しい大蛇でパレードを行います。
■交流から定住の促進
◇人口減少への対策
空き家対策の補助金を460万円計上。空き家のリフォームや家財道具の撤去費用を助成します。そのほか、移住促進業務の委託料として50万円を計上。おおしま交流館(旧大島保育園)で活動している、る〜むカフェと連携した移住促進に取り組みます。
そのほか、移住支援事業に250万円を計上。子育て世代で県外から移住する世帯に対して、移住に係る費用を助成します。そのほか、結婚された方へ10万円を助成するほか、住宅賃貸料や引越費用などの補助金に200万円を計上。村への移住・定住を促進し、急速に進行する人口減少への対策を行います。
■切れ目のない子育て支援のために
◇妊産婦への支援
妊産婦に対して交通費等を助成する、妊産婦支援交付金40万円を新たに計上。村上病院の分娩停止により、分娩可能な医療機関が遠方に限られる状況で、交通費や宿泊費などの妊産婦世帯の負担を軽減します。
そのほか、不妊・不育症治療補助金として57万円、妊産婦への医療費助成費用として61万円を計上。妊娠出産前後の支援をすることで、切れ目のない子育て支援を行います。
◇子育て世帯の支援
子どもへの医療費助成に1,400万円を計上。通院時の医療費は1回530円、入院費の一部負担金は無料になるよう助成します。
給食費の助成に220万円計上。子ども3人以上の多子世帯に対し、保育園副食費を含む給食費を助成します。通学定期券の購入費助成に270万円計上。高校生、大学生、専門学生等の通学定期券の購入額の3割を助成します。
■みんながいきいきと暮らせる環境づくりのために
◇福祉環境の充実
重層的支援体制整備事業に5,631万円を計上。障害や不登校、引き込もりなど、多様な要因が合わさった複雑な問題に対応できる体制を作り、村民誰もが安心して生活できる環境を整えます。
成年後見制度の活用などの権利擁護の推進費として800万円を計上。社会福祉協議会等の関係者と連携して、意思表示が困難な方に対する支援を行います。
◇教育環境の充実
小中学校で児童生徒が使用しているタブレットの更新費用に2,634万円を計上。引き続き一人1台端末を活用した授業や家庭学習を推進します。
関川中学校については、災害時には避難所の拠点となる施設のため、特別教室等の空調整備に向けた設計の委託に730万円を計上しています。
教員助手等の会計年度任用職員費用として3,610万円を計上。児童生徒が十分に学習できる体制を確保します。地域クラブ活動事業費に541万円を計上。運動部のほか、新たに文化部も地域移行を進めます。そのほか、外国語指導業務委託564万円を計上しています。
◇健康づくり・生涯学習
特定健診の委託料に225万円、がん検診等の各種検診の委託料に806万円を計上。
また、心の健康の見守りができるゲートキーパーの養成も行い、心身ともに健康に生活できる体制を整えます。そのほか、健康増進施設コラッシェの事業費として1,190万円を計上。誰でも利用できる運動施設として、村民に親しまれる施設を目指します。
■〜使途が決められている収入〜
◇地方消費税交付金
消費税引き上げ分の交付金は「社会保障施策に要する経費」に充てることとされており、当村では予算額1億2,500万円のうち、7,250万円を社会福祉総務費、老人福祉総務費、心身障害者福祉費、児童措置費、予防費、母子衛生費の経費に充てます。
◇入湯税
入湯税は1,238万円計上しており、観光振興対策や消防施設整備の経費に充てます。
◇電源立地地域対策交付金
発電所の設置自治体の活性化等を目的に国から交付されるもので、鷹の巣発電所(水力発電)が対象となっています。交付される440万円は保育園管理費に充てます。