くらし 〔巻頭特集〕資源回収の仕組みと役割

資源回収でつなぐ循環、あなたの一歩が未来を変える。

■南アルプス市の資源回収センターとは?
南アルプス市には「南部」「北部」「中部」の3か所に資源回収センターがあり、土日も開設しているため、まとめて資源物を出せる便利な拠点として親しまれています。
資源物(※)の他、小型家電、粗大の家具等、多彩な資源物を回収していますが、ご家庭から出た生ごみやテレビ・冷蔵庫などの家電リサイクル対象品は回収できませんのでご注意ください。
※資源物…缶・びん・ペットボトル・プラスチック容器包装・古紙・紙パック・蛍光灯・乾電池・インクカートリッジ・廃食油・バッテリーなど

■出し方のポイント きれいに、正しく分けて
資源として再生されるためには、きれいな分別が不可欠です。
缶・びん・ペットボトルは中を空にし、洗って乾かしましょう。ペットボトルのラベルははがして、フタと一緒に「その他プラスチック」へ。「その他プラスチック」とはプラスチック容器包装のことで、リサイクルマーク(プラマーク)が付いているものが対象です。
古紙・紙パックも同様に汚れを落とし、乾燥させて持ち込みましょう。また、「その他紙」の回収もありますが、こちらは紙製容器包装のうち、リサイクルマーク(紙マーク)が付いているものが対象です。
※リサイクルマークは本紙でご確認ください。

■なぜ資源回収が重要なの?
きれいに分別された資源物は、材料として再利用され、循環型社会の一部となります。
リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の順で循環する仕組みは、「3R(スリーアール)」と呼ばれ世界的な取り組みとなっています。

■資源のその後を知る、循環のかたち「資源物はどこから、どこへ?」
▽缶・びん・プラスチックの変身
アルミ缶は、再びアルミ缶や自動車部品に、スチール缶は再びスチール製品や建築資材になっています。びん類は繰り返し使えるものと、砕いて「カレット」に加工し、タイルや断熱材等の建築資材、道路舗装などに再生されるものなどがあります。
ペットボトルは、「フレーク」や「ペレット」に加工され、衣類・カーペット・ボトル・文具などとして再生されます。

▽紙類と紙製容器のリサイクル
牛乳パックなどの紙パックは、原料としてティッシュペーパーやトイレットペーパーに生まれ変わります。たとえば、「牛乳パック6枚で1ロール」になります。
一方、新聞・雑誌・段ボールなどの古紙は、パルプとして再利用されます。

▽その他容器・資源の活用
発泡スチロール・トレーなどは固形燃料やプランター、文具の材料などに加工されます。廃食油は飛行機の燃料として活用されるケースもあります。

■資源循環の流れ
家庭

資源回収センター

選別・加工

再生品

家庭
この循環の流れこそが、地球にやさしい暮らしのカタチです。

■ご利用にあたってのお願い
・利用できるのは南アルプス市内にお住まいの方のみです。
・お持ち込みの際は、住所が確認できる本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)をご提示ください。
・回収できるのは家庭から出る資源物のみです。
・事業所や店舗などからは持ち込めません。
※缶、びん、ペットボトルやその他プラスチック等は、事前にご家庭で汚れを洗い落とし乾燥させてからお持ち込みください。

◇資源回収センター
9:00~12:00、13:00~16:00
・南部…荊沢201-1 毎週木・金・土・日営業
・北部…野牛島2771-1 毎週木・金・土・日営業
・中部…桃園837-1 毎週土・日・月・火営業

『ルールを守って正しくリサイクル!』

問合せ:環境課
【電話】282-6097