- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県上野原市
- 広報紙名 : 広報うえのはら 2025年8月号
帝京科学大学の学生サークル「ねこの目報道部」は、学生生活や専門分野に関する学内外の情報を発信するフリーマガジン『ネコノメ』を発行しています。『広報うえのはら版ネコノメ』では、主に地域情報を学生の目線で紹介しています。
■上野原アーカイブルームを見に行きました!
令和7年4月1日(火)、上野原市役所文化ホール(もみじホール)1階に、上野原市歴史文化展示室(愛称:上野原アーカイブルーム)がオープンしました。今回私たちは、この施設を取材しました。取材には、市教育委員会社会教育課の加藤祐さんにご協力いただきました。
加藤さんにお話しいただいた内容と、部員の感想をご紹介します。
加藤祐さん:上野原アーカイブルームは、市に関する資料の常設展示施設を設置することの要望が市民からあったことから誕生しました。この施設は主に、縄文時代から現代までの歴史資料や民俗・芸能に関した資料などを展示しています。
室内は、常設展示室と企画スペースの2つの部屋があり、常設展示室内も定期的に内容を更新し、さまざまな資料を見られるようにしています。企画スペースは、教育委員会が主催する企画展の他にも、個人や団体も有料で展示が行えます。興味があれば気軽にご相談ください。
これからもさまざまな企画を行う予定ですので、市役所や文化ホールを訪れた際は、ぜひ覗いてみてください。
やよい:初めて見学させていただきましたが、縄文時代から現代までの文化を学ぶことができる資料を数多く見ることができました。私の中で最も印象に残っているのは「長寿村棡原の食卓」という展示です。これは、棡原地区猪丸の明治40年生まれの農家に聞いた昔のメニューだそうで、そのサンプルが展示されていました。
煮込みうどん、おばく、みそ、「たまじ」が展示されていて、そのほかに箱膳と箸についての解説がありました。他にも土器や農村歌舞伎である「新鶴座」の衣装と小道具なども展示されていました。
また、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」で国の重要無形民俗文化財でもある「無生野の大念仏」、上野原市指定無形民俗文化財の棡原・西原の三匹獅子舞などの解説があり、上野原の文化を知る良い機会になりました。私が訪問した時期は常設展だけでしたが、次回は企画展にも行ってみたいと思います。
プラリア:上野原アーカイブルームには、上野原市の文化や歴史資料が数多く展示されており、とても興味深く見させていただきました。企画展「ちょっと昔の上野原」には「記憶と民具」というブースがあり、「記憶絵」という志村猪一郎氏が幼い頃を描いた昭和初期から20年代の農村風景を知ることのできる画集や、昭和40年代から旧上野原町および旧秋山村にて収集した資料が展示されていました。ショイコやクルリなど、昔の農業で使われた道具やその道具を使った風景が描かれた「記憶絵」が展示されており、昔の暮らしについて学べるとてもわかりやすい展示でした。他にも「今と昔」というブースでは、昭和初期と現在の風景を比較する展示が行われており、私も知っている場所が昔とどう変わったのかがわかり、とても楽しく見させていただきました。
私たちも、これからの上野原アーカイブルームの新たな展示や企画を楽しみにしています。取材にご協力いただいた加藤さん、ありがとうございました。