- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年2月号
■高橋径夫議員
▽今後の揖斐川町について
(1)コミュニティバスの現在の体系について住民は大変不満に思っている。
デマンドバスの利用方法についてもいろいろな意見があり、1日でも早く住民に答えるべき対応をお願いしたいがどうか。
(2)先般新聞に掲載されたインタビュー記事では「ぎふ木遊館サテライト施設の整備」、町長が配布したリーフレットには、「施設の誘致」とあるが整備なのか誘致か。また、どのような構想か。
(3)記事の最後に町民へのメッセージがあった。町長は町民に何を期待し何をやろうとしているのか。
▽町長
(1)現在の運行方式は、運行経費を抑制しつつ、少しでも効率的な運行を図るために、路線定期バスの時間帯や本数を見直し、少人数でも利用が可能な相乗り予約型のデマンドバスを取り入れた運行形態に変更したものである。
検討を行う上で、平野部と山間部、谷ごとに点在する集落、121ある地区などの地域状況を踏まえ、ライドシェアなどの新たな方式の導入や運行経費、利用者ニーズなどを総合的に検討する必要があると考えている。
(2)「ぎふ木遊館サテライト施設」は、県へ支援を要請しながら整備したいと考えている。県では「ぎふ木育」の全県展開に向け、サテライト施設の整備支援を行っており、令和6年8月に中津川市で、11月には高山市でオープンしたところであり、ぜひ揖斐川町に第3号館をと県にお願いをしているところ。
現段階では詳細な構想はできていないが、森や木を愛し普段の生活において木材を多用することができる人を育てること、いつでもだれでも遊び学ぶことができる屋内の子育ての場を提供することを目的とし、「いびがわゆめパーク」の施設内に併設する形で、中津川市、高山市のサテライト施設と同規模程度の施設をと考えている。
(3)「声なき声を聞こえる声に」との思いから、今までの4年間できる限り地域に足を運んで皆さんの声を直接お伺いし、住民の皆さんが生活する中で、何とかしてほしいという声の具現化として、消防団改革や買い物支援などを実施してきた。
少しずつではあるが、揖斐川町は確実に変わってきていると実感しており、もっと変われる可能性を秘めていると思っている。これからも、町民の皆さんと一緒に「人が集まるまちづくり」となる施策を進めて行きたいと考えている。
■小倉昌弘議員
▽揖斐川町のイベント、まつりについて
(1)町長は、3月の議会定例会一般質問で、「安全性が確保できないため今後フルマラソンは開催できない」と答弁していたが、先月開催されたいびがわマラソンの開会式では、フルマラソンを再開したいと言っていた。そんな簡単に安全性が確保できたのか。
(2)いびがわの祭り「ありがとう花火」については、9月議会でも質問したが答弁に納得できていない。前島橋の上流の河川敷を観覧場所としているが、前島橋の上を歩くのと、堤防上にあがる坂道が狭い河川敷の観覧場ではどちらが危険か。このままでは、祭りそのものの開催危機になる。実行委員会などで駐車場や観覧場所の安全性などについて話し合い、安全対策をしてでも橋の上から観覧出来るようにするべきだと思うが町長の考えは。
▽町長
(1)いびがわマラソンについて、3月定例会でそのような答弁はしていない。事実でない虚偽の質問に対して答えようがない。
本来のコースの代替として考えている5つのコースは、それぞれの安全性や交通規制の問題など、様々な観点で非常に多くの課題があり、こういった課題をクリアして何とか開催にこぎつけたいということをお願いしているところ。
(2)いびがわの祭りについては、事件や事故が発生しないよう、警察や消防等の関係機関と協議を重ね、想定されるリスクを排除するための対策を実施しつつ運営している。その中のひとつとして前島橋からの転落防止と多くの来場者が橋の上に滞留し将棋倒しを防止するため、橋の上で観覧できないよう柵を設置している。
前島橋上流の揖斐川左岸の河川敷から堤防へ上がる道路は、狭くなっているため、警備員等による誘導、会場内へのアナウンスなど、様々な安全対策を講じて運営している。今後も継続して、いびがわの祭りを開催できるよう、安全対策や運営方法について、実行委員会や各関係機関と相談しながら進めたい。