健康 いきいきライフ(1)

このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■手話は、聞こえる人とろう者をつなぐ大切な言語です~富士宮市手話言語条例10周年~
手話は、耳が聞こえない人(ろう者)同士の関わりの中で生まれ、現在まで大切に受け継がれてきた言語です。手や指の動きだけでなく、表情・体など全身を使って表現することから、「視覚言語(目で見て分かる言葉)」とも言われています。
市内にも、手話を言語として暮らしている人がいます。少しでも手話に関心を持ったり、ろう者の困りごとを知ることが、障がいの有無に関わらず誰もが安心して暮らせる社会への第一歩になります。

◆手話で話すときは
◇物の形や動作、状況などをそのまま表現する
[例]雨(が降る)
両手の親指と人差し指を立てて人差し指を下に向け、さげる(日が沈む)雨がザーザーと降っている様子を手で表す。大雨は動きを大きく、小雨は小さく動かす。

◇手・顔・体の表情や強弱、速度の変化で、状況や感情を表現する
[例]嫌い
嫌そうな表情をしながら、手を動かす。

◇位置や方向、主語を明確に示す
[例]私
両手の親指と人差し指を立てて人差し指を下に向け、さげる(日が沈む)自分を指し示すことで、主語を明確にする。手話では、指差しは失礼に当たらない

◇上下・左右・前後と手を動かす方向によって、立場や位置関係、時間の経過を表現する
[例]姉
自分より年齢や立場が上の人を表すので、手を上にあげる。

◆手話に関心のある人は
聴覚障がい者と交流しながら、手話の読み取りや聞き取り、手話表現などを学べる手話サークルがあります。
20代から高齢者まで、幅広い年代の人が参加しています。
◇富士宮手話サークル「てのひら」
日時:毎週火曜日18:50~20:50
場所:総合福祉会館 1階第1・2会議室

◇手話勉強会
日時:毎月第3木曜日9:30~11:30
場所:駅前交流センターきらら

◆聴覚に障がいのある人への気遣いを
病院・スーパーなどのレジや窓口で、指差しでコミュニケーションが取れるカードを、市役所1階障がい療育支援課窓口で配布しています。
このカードを提示されたときは、カード裏面に書かれた方法で対応してください。
また、困っている様子を見掛けたら、口の形をはっきり見えるように話したり、筆談や身振りで話し掛けることも、助けになります。
聞こえる人がほんの少し想像力を働かせて積極的に行動することが、聴覚に障がいのある人たちの不安の解消につながります。

「富士宮市手話言語条例」が、令和7年12月で10周年を迎えます。市では、手話が言語であることや手話への理解を深め、ろう者が手話を使って安全安心に暮らせるまちを目指しています。
聞こえないことや手話を身近に感じてもらうため、手話教室や手話講座、出前講座などを行っています。
・詳しくはこちら
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▽手話言語条例制定10周年 記念事業
ろう女性を描いた映画の上映、手話教室、手話カフェを開催します。詳しくは、お問い合わせください。
日時:10月19日(日)9:45~
場所:総合福祉会館 安藤記念ホール
その他:来場者には記念品を配布します。

問合せ:障がい療育支援課
【電話】22-1145
【FAX】22-1251

◇手話
両手の人差し指を立てて、体の前で糸を巻くように回す

◇イベント
両手の人差し指を立てて上に向け、耳の横で回す

◇たくさん来てください
体の前で両手を開き、同時に自分の方へ引き寄せる(たくさん来る)

片手を顔の前で拝むようにし、手と頭を一緒に下げる(お願いします)

問合せ:障がい療育支援課
【電話】22-1145