くらし 9月21日は世界アルツハイマーデー(認知症の日)特集

●国外では
国際アルツハイマー病協会(ADI)は1994年の国際会議で世界保健機関(WHO)と共同で、9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定。

●日本では
2024年1月に「認知症基本法」が施行されたことにより、毎年9月が「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。

◎認知症は誰もがなるかもしれない病気だに~
認知症について知って欲しいことを紹介するに~(かきみちゃん)

■[相談したい時] 認知症に関する相談機関
・森町地域包括支援センター【電話】85-6341

地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるための身近な相談窓口です。認知症地域支援推進員のほか、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー等の専門職を配置し、高齢者とその家族の認知症に関する相談に対応しています。

□例えばこんな事!
・認知症と思われる症状があるが、本人が受診してくれない。
・認知症って診断されたけど、どう過ごせばいいの?
・地域に心配な高齢者がいて対応に困っている。
・認知症の予防ってどうしたらいい?

町では認知症初期集中支援チームがあり、多職種で検討し、地域で支援しています。

■[相談したい時] 若年性(じゃくねんせい)認知症に関する相談機関
・若年性認知症相談窓口
65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。
県では専用の相談窓口を設置し、専門職が相談を受け付けています。

(受託者)一般社団法人静岡県社会福祉士会 若年性認知症コーディネーター
【電話】054-252-9881
【FAX】054-252-0016【E-mail】[email protected]

■[話したい時] 家族同士の交流の場
・家族介護者勉強会・リフレッシュ交流会
認知症がある方の家族会で、日頃の介護体験や思いを話すことで介護者同士の交流を深め、様々な活動を通してリフレッシュしませんか?
次回開催日:10月17日(金)13:30~15:30 場所…保健福祉センター

■[イメージしよう] 新しい認知症観
2024年1月、認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らせる社会の実現を目指すため「認知症基本法(正式名称:共生社会の実現を推進するための認知症基本法)」が施行されました。

□古い認知症観
・認知症になったらおしまい
・認知症になったら何も分からなくなる、できなくなる

□新しい認知症観
・認知症でもできることがある、やりたいことがある
・認知症になっても希望を持って暮らすことができる

◎わたしのことを、わたし抜きに決めないでください。
クリスティーン・ブライデン(オーストラリア在住認知症当事者)
「厚生労働省本人にとってのよりよい暮らしガイド」より

■[とりくもう] 認知症の予防
この取組における「予防」の意味は、認知症にならないということではなく、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにするということです。

□認知症予防3択クイズ (正解は本紙3ページ下)
Q1.予防に効果的な睡眠時間は?
(1)5時間 (2)7時間 (3)9時間

Q2.予防に効果的なQ21日の運動時間は?
(1)10分 (2)20分 (3)30分

*認知症になっても安心して暮らせる森町を目指して
*認知症?「だで、なんだね」といえる町
*いつまでもたっしゃで暮らせる愛3つ『声かけあい いたわりあい 助けあい』

答え
Q1…(2)
解説:認知症の原因になるアミロイドβは睡眠中に排出されることが分かっています。しかし、睡眠時間が短すぎても、長すぎても認知症発症のリスクが高くなる研究が報告されています。
出典:久山町高齢住民における認知症の実態解明に関する横断・縦断研究

Q2…(3)
解説:一度に行わなくても、合計30分できればOK(厚生労働省ホームページより)