- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県森町
- 広報紙名 : 広報もりまち 令和7年10月号
■小國神社に土鈴(どれい)館が開館
8月23日、小國神社で鈴木正彦記念土鈴館の開館式が開催されました。土鈴は粘土を焼いて作られる鈴で、社寺での授与品のほか、芸術作品としても様々な物が作られてきました。土鈴館では、著名な民俗学者である故鈴木正彦氏が蒐集(しゅうしゅう)し同神社に奉納した土鈴約1万3千点のうち、約900点を展示しています。正彦氏の子で開館式に出席した鈴木岩弓(いわゆみ)氏は、「皆さんに見ていただけてありがたい。自然に囲まれ、鈴の音色を聞くにはうってつけの場所で、本人も喜ぶと思います。」と話しました。
■県民の日イベントで森町の報徳を学
ぶ8月24日、総合体育館で県民の日おもてなし体験イベントが開催されました。同イベントは、森町観光ボランティアガイド(小川康雄会長)により県民の日に合わせて毎年開催されているもので、町内外から35人が参加しました。今回のテーマは「森町の報徳と鈴木藤三郎~森町の報徳ゆかりの地めぐり~」。ボランティアガイドの村松達雄さんによる座学を聞いたあと「森町報徳ゆかりの地めぐり」のスライドショーを見ながら、同イベント限定のお菓子である特製「藤三郎水まんじゅう」と冷茶を楽しみました。
■森町産究極のコシヒカリを贈呈
9月2日、森町農林業経営者会(堀内智啓会長)は教育委員会を訪れ、野口教育長へ「森町産究極のコシヒカリ」の新米が贈呈しました。堀内会長は「去年と比べて、お米の生育は順調だった。お米を子どもたちにおいしく食べていただければうれしい。」と話しました。寄贈されたお米は、9月9日に、町内の幼稚園と小中学校の学校給食で提供されました。
■スタートアップ!Mori・Asahiクラブ始動!
9月3日から、中学校部活動の地域移行(地域展開)を見据えたトライアル事業「スタートアップ!Mori・Asahiクラブ」の活動が始まりました。部活動が行われない水曜日の放課後の時間帯に、町内の小学5、6年生と中学生計76人がスポーツ・文化芸術活動に参加し、指導を受けています。指導者は町内在住者を中心に40人が登録しており、事業を通じて児童生徒の興味・関心に応じた学びや挑戦の場を地域で支える仕組みづくりを検証していきます。
■大学生らが大学生らが鍛治島地区で学ぶ
9月1日から5日の内の4日間、鍛治島地区で農山村デザイン演習が行われました。静岡県農林環境専門職大学の学生7人が、中山間地域が抱える課題について学ぶため、交流体験施設「たまどん」を拠点としてフィールドワークに取り組みました。また、昔ながらの竈(かまど)づくりや、地元でとれた食材を使ったメスティン(飯盒(はんごう)炊飯)などを体験しました。最終日には移住者や地元住民との意見交換会が行われ、学生からは「実体験を聞くと、想像とは全く違っていて驚いた」「自分も移住してみたい」などの感想が聞かれました。
■豊田合成(株)森町工場が納涼祭の収益金を寄附
9月5日、豊田合成(株)森町工場から寄附金が贈呈されました。森町工場の砂谷庄一郎工場長と労働組合森町支部の大城健司支部委員長が太田町長を訪れ、7月19日に同工場で行われた第39回森町工場納涼祭のチャリティバザーの収益金を太田町長に手渡しました。砂谷さんは「納涼祭を通して、地域住民の方々と一緒に森町を盛り上げていきたいと考えている。地域のつながりを大切にして、今後も継続して納涼祭を開催していきたい。」と話しました。
■消費者教育講座を開催
9月11日、町民生活センターで消費者教育講座が開催されました。同講座は、町と森町消費者クラブ(岡田スミエ会長)の共催で、約40人が参加しました。第1部では「森町における悪質商法・詐欺の状況や対策について」をテーマに、森町消費生活相談員の大手みつ子氏が講演を行いました。また第2部では、「ほ~い布井(ほい)劇団」による、悪質商法を題材にしたユーモアあふれる寸劇が披露されました。笑いが起こる楽しい雰囲気の中、参加者は身を守る方法などについて学びを深めました。
■健康づくり講演会を開催
9月13日、総合体育館で健康づくり講演会が開催され、約40人が参加しました。「気軽な運動で健康に!~簡単どこでもできるストレッチと筋力トレーニング~」をテーマに、さわやかアリーナ袋井市総合体育館の館長で健康運動指導士の岡田守氏を講師に招き、実際に健康チェックを行いながら健康になるポイントについて楽しく学びました。
■森町病院友の会地域医療懇談会を開催
9月13日、家庭医療センターで森町病院友の会地域医療懇談会が開催され、約60人が参加しました。「帯状疱疹(ほうしん)ワクチンのお話~今年の4月から定期接種になりました~」をテーマに、公立森町病院元副院長の水野義仁先生を講師に招き、帯状疱疹の特性やワクチン接種の必要性などについて講演が行われました。聴講者からは「身の回りに帯状疱疹で重症になった方もいるので、他人事ではないと思った。」などの声が聞かれ、帯状疱疹に対して関心を持って学ぶ様子が見受けられました。
