- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県江南市
- 広報紙名 : 広報こうなん 令和7年8月号
【一般質問】
原稿は、議員個人の責任で作成・掲載しています。
一般質問の録画映像は、二次元コード(本紙参照)からご覧ください。
■尾関昭江 南新風クラブ
▽江南市の教育体系(学校全般)について
問:学校施設の再配置・統廃合については、特に藤里小学校の児童数の減少(全130人未満)を受けて、宮田小学校との統廃合など過去の市議会においても多くの一般質問がある。過去の答弁では、1学年の児童数で1学級が組めない、いわゆる複式学級になるような状況などで検討するとしている。新たに就任された教育長は、小学校の統廃合についてどう考えるか。
答:学校施設の適正配置・統廃合の議論は、学校施設の管理運営を行う教育部局と市有施設の保全と財政をつかさどる市長部局の意思疎通を図るため、総合教育会議の中で議題としてきたが、多くの課題があり、さらなる協議が必要である。教育大綱の重点施策である地域に開かれた学校づくりを踏まえ、腰を据えて検討していく。
▽災害時協力井戸について
問:犬山市を始めとする実例を基に、当市においても行政主導で再度井戸の場所などを確認し、情報の開示を認めた分は、その情報を広く市民に公表してはどうか。
答:市においては過去に使用可能な200箇所以上の「防災井戸」マップが作成されたが、現在のところ加除されていない。今後は地域で策定される地区防災計画の中で、所有者同意の上情報を掲載していくものと考えている。
■牧野行洋 江南新風クラブ
▽戦没者慰霊碑の維持・管理について
問:戦没者を慰霊する遺族会の成り立ちと会員数、祀られる戦没者数は何人か。
答:太平洋戦争などの戦没者遺族が、市内4地区の神社に戦没者1210人の御霊(みたま)を祀ったことを機に発足した。4月時点の会員数は235人、多くが80歳代で減少傾向にある。
問:慰霊碑の管理団体が、高齢化や資金不足などで解散する場合に、自治体はどのような対応をしているのか。
答:慰霊碑の移設費などを国が補助する、「国内民間建立慰霊碑移設等事業」を活用した事例がある。平成30年度に小牧市で2基の慰霊碑を、県外では鳥取県倉吉市での活用実績がある一方で、沖縄県では管理者不在の慰霊碑対策を立てることができなかった事例も把握している。
▽ごみ処理施設のリチウムイオン電池対策について
問:江南丹羽環境管理組合のごみ処理施設の火災の原因と被害状況、また、修繕費用などを問う。
答:粗大ごみ処理施設の破砕機が出火元で、リチウムイオン電池内蔵製品が原因の可能性がある。復旧工事費は3300万円、6月末までの仮復旧を見込んでいる。
問:小型充電式電池などの分別方法の見直しはあるか。
答:南部リサイクルステーションで小型充電式電池の回収を開始した。今後、区分設定の見直しを検討する。
■大薮豊数 江政クラブ
▽災害について
問:自衛隊練習機の事故はどのように市に連絡があったか。
答:東海防衛支局よりメールで情報提供を受けた。
問:緊急連絡は電話と考えるが、どうか。
答:今後、電話連絡もしてもらうよう申し入れした。
問:大災害時、災害関連死にトイレ問題がある。トイレカーを市で整備してはどうか。
答:多額の費用が掛かるため導入は慎重に検討する。
問:令和7年の市総合防災訓練は6年とどう変わるのか。
答:開催場所が蘇南公園からKTXアリーナに変わる。炊き出し訓練を行い参加者に提供する。
▽稼ぐ江南市について
問:令和6年度のふるさと納税、市の赤字金額はいくらで7年度の目標額はいくらか。
答:控除額は約3億円で、目標額は1億8000万円である。
問:税収の多い他市からの指摘では収入額1億円程度であれば中間業者は要らないそうだがどうか。
答:引き続き中間業者へ業務委託する。
問:これも同じく複数の他市より現在の中間業者を変更するべきだと指摘を受けているがどうするのか。
答:検討事項のひとつとしたい。
■東猴史紘 江南新風クラブ
▽学童への弁当宅配サービスについて
問:夏休み期間の学童保育所において古知野南学童保育所本室、分室に弁当宅配サービスが導入される。他地域の保護者からの要望もあるので、今後、導入の効果検証や保護者ニーズの把握を進めた上で、他の学童保育所への展開を検討してはどうか。
答:今回の古知野南学童保育所本室、分室における試行実施において利用登録人数、注文数、子どもたちや支援員の反応のほか、事業者の受け入れ体制などを確認したい。その上で、実施の可否や地域の拡大について改めて検討したい。
▽他の質問項目
・農地中間管理事業について
・教員の負担軽減について
・深夜のバイク騒音対策について