- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県江南市
- 広報紙名 : 広報こうなん 令和7年8月号
【一般質問】
原稿は、議員個人の責任で作成・掲載しています。
一般質問の録画映像は、二次元コード(本紙参照)からご覧ください
■片山裕之 江南政策研究会
▽学校のプールについて
問:今後、老朽化したプールの維持管理には多くの費用が必要となる。将来的に建て替えや廃止など、どのような展望を持っているのか。
答:必要な修繕を行い、維持管理をしていくが、小・中学校のプールが老朽化していることは事実であり、プールの老朽化などを理由に水泳の授業を廃止する自治体が複数報道されている。市としては、学校プールと水泳の授業の今後について、総合教育会議の中で協議していく。
要望:熱中症対策により、プールを使えない日がある中で、老朽化のため全ての維持が困難であるならば、小学校のプールを廃止し、中学校のプールを温水プールとし、小・中学校兼用で使用する。授業時間外は、地域住民の健康増進のために開放することを提案したい。
▽自治会の連絡方法について
問:市でアプリを導入し、自治会が利用できるようにすれば連絡手段の効率化につながり、自治会の負担軽減にもつながると思うが市の考えは。
答:現在、自治会活動の負担軽減策を検討するために行っているアンケートを基に、他市町村の事例、導入コストなどを考慮しながら、アプリの導入の可否について検討を進めていく。
■三輪陽子 日本共産党江南市議員団
▽学童保育の待機解消と保育内容の充実を
問:支援員不足解消のために休憩時間確保、騒音対策など働く環境整備ができないか。
答:6時間以下の勤務時間で交代するので、特に休憩時間の設定はないが、熱中症対策など健康管理には注意している。音の大きい学童では対策を検討していく。
問:学童室が狭い、夏は暑くて外遊びができないなど子どもたちの環境も厳しい。市職員などの応援も入れて夏休みに1日KTXアリーナで遊べる日を作れないか。
答:外出行事は支援の人手を確保するのが困難。マジックショーや工作教室など創意工夫して取り組む。
▽交通弱者の足の確保を
問:地域公共交通計画策定と北部地域の新しい公共交通の検討部会を並行して行うとのことだが、市民の声をどのように調査するのか。
答:市民意向や移動実態などを把握するため2000人の市民を対象にアンケート調査を実施するとともに、地域の課題やニーズを把握するため地域懇談会を予定している。
問:地域懇談会には誰が参加するのか。
答:市の北部地域を3箇所に分け1箇所5区程度で、幅広い年代の意見が反映できるよう民生委員や子ども会役員など各区から選出された3名程度の参加を予定している。
■掛布まち子 日本共産党江南市議員団
▽危険な生活道路の安全対策を
問:30キロ制限が全く守られず事故が多発する危険な生活道路を巡り、道路沿いの住民アンケートに切実な声が寄せられた。警察の取り締まり強化、注意喚起の路面標示、スピードを抑制するハンプやポール設置など、徹底的な安全対策を求めるが、どうか。
答:3年間に人身事故3件、物損事故9件が発生している。交差点のカラーの路面標示や通学路のグリーンベルトを令和7年度に施工を検討、警察とも連携して取り組む。
▽加齢性難聴への補聴器購入補助の拡充を
問:市の制度では、片耳難聴の場合、障害者総合支援法に基づく補装具支給の対象からも市の補助対象からも外れる。是正すべきだ。対象を課税世帯へも広げ、補聴器の額に比べ少ない補助額の増額を。耳鼻咽喉科医療機関と連携し、節目年齢の人に聴覚検査の受診券を送り、補装具装着の早期勧奨を図るよう求めるが、どうか。
答:制度の要綱は5月に改正した。課税世帯への拡充と補助増額は、制度開始から間がないため推移を見守る。節目年齢での聴覚検査の実施は、費用対効果に課題があるため、高齢者サロンなどで、受診勧奨の周知を図る。
■津田貴史 無会派
▽ごみ行政課題と対策の方向性
問:不法投棄に困っている資源ごみ集積場所の対策として、収集時間外の立ち入りを制限するためのロープや網などを貸与したり、カラス除けネットの作製費用を転用してその財源とすることはできないか。
答:資源ごみ集積場所への立ち入りを制限するために、新たな資材の貸与やカラス除けネットの転用を認めることについては、既に実施している自治会の取り組み状況を伺い、抑止の効果が確認できたら、カラス除けネットの作製費用分の転用なども含め、財政状況を踏まえて判断していく。