くらし 議会のようす 令和7年6月定例会(6)

【委員会ダイジェスト】
■令和7年度江南市一般会計補正予算(第3号)
▽企業誘致等推進事業について
問:中小企業再投資促進奨励金の交付対象となった5社はどのような設備投資を実施したのか。
答:令和6年中に事業所の増設および償却資産の取得を行った企業が1社と、償却資産の取得のみを行った企業が4社である。

問:このタイミングで補正予算として計上するのはなぜか。
答:奨励金の額が取得した固定資産に課される固定資産税および都市計画税に相当する額であることから、令和7年度の税額が確定したため。

問:当初予算で計上されている中小企業再投資促進奨励金はどのような内容か。
答:令和5年以前に事業所を新設または増設した企業2社に対する、それぞれ2年目と3年目の交付分を計上するもの。

▽道路施設長寿命化事業について
問:国庫補助金が減額となるが、事業内容に変更はあるのか。
答:事業内容については予定どおり実施する。

▽道路側溝・舗装等整備事業について
問:5000万円の補正予算が計上されているが、当初予算で年度内の総額を一括計上すべきではないか。
答:十分な工期を確保する必要もあることから、当初予算で計上できるよう、財政当局と調整していく。

要望:地域の要望に応えるために、令和6年度の総額予算である3億円以上の予算が確保できるよう、次の補正予算で計上してほしい。

▽介護施設等整備費補助事業について
問:具体的な内容はどのようなものか。
答:市内の5つの介護施設に対し、国の地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金の範囲で市が補助金を交付するもので、その内訳は、自家発電設備を設置するものが2件、大規模改修として、避難用デッキを耐震性のものに改修するものが1件、浴室と外壁補修などで2件。

問:大規模改修する施設とその目的はどのようなものか。
答:特別養護老人ホームで、地震や洪水などの発生時に利用者の安全確保を目的とするもの。

▽生活保護システム改修事業について
問:統計調査項目の見直しの内容はどのようなものか。
答:月次調査においては、被保護者調査の入力、審査のエラーチェックプログラムの修正があるとともに、月次調査と年次調査の一部で、項目の削除がある。

▽第二子保育料無料化等事業費補助金について
問:保育料が満額から半額、満額から無料、半額から無料になるのはそれぞれ何人か。
答:満額から半額になるのは30人、満額または半額から無料になるのは54人。

問:3歳未満児と、補助対象児童はそれぞれ何人か。
答:3歳未満児は514人、補助対象児童は、従来の対象であった第3子以降に当たる児童が36人、今回新たに対象となる第2子の児童が84人で、合計120人。

問:きょうだいが小学生になっても、補助対象外になることはないのか。
答:補助対象児童は、18歳未満の同一生計世帯の児童をカウントするため、きょうだいが小学生になっても、対象外になることはない。

問:例えば他市事例にあるような、双子の場合は所得制限なく補助対象とするなど、対象者の拡大などを検討してほしいがどうか。
答:市の費用負担も必要となるため、まずは県の補助制度の範囲での運用をしたいと考えている。

▽学校施設空調設備整備事業について
問:空調設備を設置する工事期間と工事により体育館が使用できなくなる期間は、どの程度見込んでいるのか。
答:工事期間は、7月末から令和8年3月中旬までの7カ月半を予定しており、工事の影響により体育館アリーナが使用できなくなる期間は1カ月程度になると考えている。各学校の詳細な工事日程は、工事受注者との契約後の打合せで決定する。

問:電源自立型の空調設備を採用するが、停電時において、どのような仕組みで稼働するのか。
答:室外機に内蔵しているバッテリーを電源として稼働する。

▽キャリアスクールプロジェクト事業について
問:例年行われている事業だが、今回と前回の事業内容に違いはあるのか。また、委託先の小学校はどのように決定するのか。
答:令和7年度委託先の草井小学校では、JA職員の方を招いて、学校敷地内にある田を利用し、田植えから稲刈りまでの体験活動を予定している。また、直近の令和5年度委託先の布袋北小学校では、宮大工、企業の社員およびグループホームの介護福祉士を講師として講演会を開催し、児童が自ら学び、気づき、考えを深めていく取り組みを行った。委託先の小学校の選定は、愛知県教育委員会が委託する市町を決めるが、学校は市教育委員会が選定する。

▽学校管理運営事業について
問:NHK受信料の未払いが判明したテレビ放送受信機能付き携帯電話は、今後どのようにするのか。
答:令和3年9月に契約した端末は6月中に、4年9月に契約した端末は9月中にテレビ放送受信機能のない端末に機種変更を行う。