- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和7年4月14日号
■まちの事業者×地域の見守り
地域の高齢者や障害者、子どもなどへの見守り支援は、地域住民、地域づくり組織、民生・児童委員、福祉サービス提供事業者、まちの保健室などが、さまざまな場面で行っています。
高齢化が進み、見守りが必要な人が増えていく中、宅配、金融、ガス、新聞など戸別訪問している事業者にも見守り支援をお願いしています。この取組は、平成25年に始まり、現在20社・団体と協定を結んでいます。1月31日、これらの事業者による初会合で共有された取組を一部ご紹介します。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】63-7833
■郵便ネットワークを生かして見守りを強化
市内のいたるところに配達する郵便ネットワークを生かして、令和6年度から見守りを強化。困りごとや異変を報告する用紙を社員に配ったり強化日を設定したりして取り組み、「郵便物が溜まっている」「敷地内にごみが散乱している」など、29件を市に報告しました。
郵便受けに配達物がたまってくると、配達も困難になっていきますので、市と連携して要支援者に対応できるのは、郵便局としてもメリットがあると考えています。
名張郵便局 酒井康平さん
■地域の皆さんの見守りの目となれるように
同じ商品を何十個も注文したりする組合員さんを、市と一緒に見守っていくこととなったことや、届けた商品が数日後もそのままになっており、警察や市に相談。緊急入院されていたとのことでホッとしたこともあります。
伊賀地域の組合員さんは年配の人も多く、食料品などの配送メンバーは、全員が市の認知症サポーター養成講座を毎年受講しています。これからも、地域の皆さんの見守りの目になれるよう取り組んでいきます。
生活協同組合コープみえ 岡島徹さん
■移動販売を通じて、困ったことが無いか気にかけています
ご高齢の買い物難民を助けたいという会社の方針で、「とくし丸」という移動販売車を運用。利用者がどんどん増えています。
お客さんと接する中で、困っていることがあるな、いつもと様子が違うなということも気にかけていますし、必要であれば、地域包括支援センターやまちの保健室につなぐこともあります。これからも、買い物支援が必要な人に寄り添っていきたいと思います。
株式会社ぎゅーとら 榎原克博さん
■「地域の見守り活動に関する協定」に基づく通報の流れ
■みんなのチカラで、なんとかなるなる!なばりです
ロゴマット×モップ寄贈
ロゴ入りマットをリース契約すると、指定の小学校に掃除用モップを寄贈できる取組が広がっています。掃除用具レンタル販売「ダスキンフミックス」が企画した取組で、「名張を盛り上げながら、学校もきれいにしていただければ」と担当の川北さん。詳しくは、市HPかダスキンフミックス(【電話】68-5111)へ