- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県紀宝町
- 広報紙名 : 広報きほう 令和7年4月号
■大里地区でホース中継訓練を6年ぶりに実施
ー高低差65メートルを送水ー
町消防団ではこのほど、ホース中継による高所への放水訓練を6年ぶりに大里地区で行いました。
団員約60人が参加し、相野谷橋付近から相野谷川の水を汲み上げ、津本防災センターまでの高低差65メートル、距離約550メートルを4台の可搬ポンプと27本のホースでつなぎました。
町内には山林が多く、また消火栓がない山間部の地域もあるため、高所での消火活動を行うケースが予想されます。このことから、水利から遠くて高低差のある場所での火災を想定し、安全確実なポンプ操法、分団間の連携体制、無線交信による情報共有を要点に訓練を実施しました。
各分団それぞれ、消防車両を中継地点に移動させ、団員がホースを担いで運んで次の中継地点の小型ポンプまでつなげていきました。準備が完了したことを無線で確認したあと、水源地でポンプを使って取水を開始しました。低所から高所に水を届けるため、水圧の低下を3か所のポンプ中継で補い、圧力を調整しながら送水して火点に放水しました。
また、第4分団鵜殿班に配備されている最新式の水槽付ポンプ車両を使って、中継なしの送水にも取り組みました。
川上(かわかみ)団長は「各車両に配備されているホース中継に伴う器具の種類や取り扱い方が分からない団員もいた。迅速正確な消火技術を習得するため、今後年に1回ぐらいのペースで訓練を行う必要がある」と話していました。
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