くらし 第6次総合計画の策定へ向けて まちづくりアンケート(1)

町では、まちづくりの新しい指針となる「第6次総合計画」の策定に取り組んでいます。策定にあたり、住民の皆さまや町内事業所の従業員の皆さまなどの久御山町に対する意識や定住意向などを把握するため、アンケート調査を昨年の7月~8月に実施しました。アンケート結果の概要を紹介します。

結果の詳細はこちら(本紙4ページにQRコードを掲載しています)

〈アンケート調査の対象〉
(1)住民アンケート
無作為抽出した18歳以上の住民にアンケートを実施
回答者数:767人
回答は60歳以上の人からの回答が多く、55.7パーセントを占めました
(2)中高生アンケート
町内在住の中学生、久御山高校在学生の全学年を対象にアンケートを実施
回答者数:中学生319人、高校生536人(うち町内在住63人)
(3)経営者・はたらく人アンケート
町内の事業所のうち、338社を抽出してアンケートを実施
回答者数:経営者96人、従業員750人

(1)住民アンケート
Q 久御山町に住み続けたいですか?
ずっと住みつづけたい:56.8パーセント
特に考えていない:32.9パーセント
転出したい:5.7パーセント
その他:2.5パーセント
無回答:2.1パーセント

「ずっと住みつづけたい」の回答が56.8パーセントと最も多く、その理由として「住環境がよい」、「医療や福祉サービスの拠点が充実」が上位を占めました。
一方、「転出したい」の回答は5.7パーセントで、その理由は「通勤・通学が不便」が上位となりました。

Q どんなところが住みにくいと思いますか?(複数回答・上位を掲載)
通勤・通学が不便:36.2パーセント
買い物が不便:21.8パーセント
道路整備が不十分:18.3パーセント
余暇やスポーツが楽しめる環境が不十分::14.7パーセント
文化や芸術などが学べる環境が不十分:13.2パーセント
治安(防犯)や災害の不安が大きい:13.2パーセント

18歳~29歳では「通勤・通学が不便」が7割以上で、他の年齢層より高く、30~39歳では「余暇やスポーツが楽しめる環境が不十分」が3割以上で他の年齢層より高くなりました。

Q どんなところが住みやすいと思いますか?(複数回答・上位を掲載)
住環境がよい:35.6パーセント
医療や福祉サービスの拠点が充実:30.8パーセント
買い物が便利:29.6パーセント
自然が豊か:29.2パーセント
地場産野菜が豊富:27.9パーセント

「住環境がよい」が35.6パーセントと最も多く、校区別に見ると、御牧校区では「地場産野菜が豊富」が、佐山校区では「医療や福祉サービスの拠点が充実」が、東角校区では「住環境がよい」「買い物が便利」が他の校区より高い結果となりました。

Q 10年後どんなまちになってほしいですか?(複数回答・上位を掲載)
公共交通や道路の充実した通勤・通学、買い物などに便利なまち:58.5パーセント
高齢者や障害者など誰もが安心して暮らせる福祉の充実したまち:52.0パーセント
災害や犯罪、事故の少ない安心・安全なまち:41.5パーセント
教育や保育サービスの充実した子育てのしやすいまち:20.6パーセント
自然環境や歴史環境が豊かな暮らしやすいまち:20.5パーセント

18歳~69歳では「公共交通や道路の充実した通勤・通学、買い物などに便利なまち」が、70歳以上では「高齢者や障害者など誰もが安心して暮らせる福祉の充実したまち」が最も高くなりました。

Q どの取り組みが今後も重要だと思いますか?(高い・やや高いと答えた人の割合・複数回答)
保険・医療:67.3パーセント
高齢者医療:59.7パーセント
上水道:57.1パーセント
農業:57.1パーセント
子育て支援:53.9パーセント
学校教育:53.2パーセント
防災・減災:52.6パーセント

「保険・医療」については、67.3パーセントの住民が高い・やや高いと考えており、全項目の中で最も今後の重要度が高い結果となりました。